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2017年11月24日 (金)

THIS IS US 36歳、これから

今朝の熊日の「笑い命さざめく」という連載は、
小栗康平監督の『死の棘』に対する日米の観客の反応の違いについて、
笑いのツボという視点からの内容だった。
文中、観客の資質の違いが笑いを呼ぶという見方があり
「米国の観客は、表面的なストーリー中心のハリウッド映画に
慣れている。だから、作品が内面的になったりすると、
ついていけない」と語る。
そこで思い出したのが、いまNHKでやっているアメリカのドラマ
「THIS IS US 36歳、これから」のことだ。
複雑な人間関係、登場人物が抱える悩み、問題いろいろ。
アメリカのTVが得意とする人間ドラマだ。
これを日本にはない深く内面的なドラマだと感じていたので、
ちょっと待てよ、という気持ちになった。
これにアメリカ人はついていけるのか、と失礼なことを考えた。
だが「表面的なストーリー中心」というところから分析すると、
それは一見深いように見えながら、
家族関係と人物造形で目先を変えつつ、
ストーリーは複雑なようでいて、パタン化されていて、
整理してみると奇をてらっていると言えないこともない。
それに演技はみんなうまいが、
日本人の感覚では少々過剰ですらある。
だが、日本のテレビドラマのテイストに慣れている身には、
ちょっと毛色の変わった(これ、差別的言辞か)
目を離せないヒューマンドラマに思える。
それに気づかない方がよかったのかもしれないが、
それでもドラマを楽しむことはできるだろう。

「THIS IS US 36歳、これから」→リンク  



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