非日常が日常
用事があって、熊本市の南高江方面に行った。
ついつい行き帰りの車中から、道路沿いの被災状況を見てしまう。
被害状況の分析とどこが違うのか。
やっぱり物珍しさから見ておこうという気持ちに近い。
自然な感情とはいえ、他人事と感じていないか。
下手すると、話のタネにと頭のどこかでは考えている。
ただ、その話のタネから防災が芽を出すかもしれないので
一概に良くないとは言えないのだが。
少々後ろめたい気持ちでハンドルを切って産業道路に入った。
ところで、行きの北バイパスの信号待ちで、
鹿児島ナンバーのタクシーの後ろについた。
先日テレビ番組で、鹿児島から北海道北端までタクシーに乗ったら、
料金は100万円を超えるかという実験をやっていた。
答えは、超えないだったのだが、
まさかその類ではないだろう、
地震に関係したお客さんなのかなと思った。
それで帰りに同じ北バイパスで、バックミラーに
料金メーターの前に「被害調査」という札をつけた車が見えた。
ハイヤーである。同じタクシー会社の別の車だった。
なるほど、鹿児島県、あるいは九州地方整備局の支局から、
出張って来ているのかもしれない。
お客さんは疲れて寝ているようだ。
被災現場をタクシーで回っているのか。
それなら、熊本のハイヤーの方が土地勘がありそうなものだが、
いまはカーナビがあるから関係ないのかもしれない。
そういうちょっとだけ非日常なことが日常なのが、
今の熊本です。
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