火山活動から考える
くまもと森都心プラザで行われたシンポジウム
「近年の火山活動から考える一般市民のための火山災害対策」
に参加した。日本損害保険協会の主催。
まず、清水洋(九州大大学院理学研究員教授/火山噴火予知連絡会副会長)
が、「火山噴火予知の実力と災害軽減のためにすべきこと」を講演。
火山の噴火とはどういうことかを、わかりやすく解説してもらった。
清水教授によると、火山噴火予知の5要素とは、
いつ(時期)
どこから(場所)
どれくらい(規模)
どのような(様式)
いつまで(推移―終息)
結論から言うと、
火山噴火予知実現(つまり5要素の達成)への道のりはまだ長い。
「どのような」と「いつまで」の部分が現在のところまだできない。
レジュメをそのまま掲載したいほど。しかし、そうも行かない。
第2部のシンポジウムは、
「今後、必要となる火山災害対策とは」がテーマ。
コーディネーター:木村拓郎(減災・復興支援機構理事長)さん
パネリスト:池辺伸一郎(阿蘇火山博物館館長)さん
岩田孝仁(静岡大学教授/前静岡県危機管理監)さん
清水洋(前出)さん
宮下加奈(ネットワーク三宅島代表/
火山地域の市民団体相互支援ネットワーク事務局長)さん
岩田さん「災害は公平平等ではない。偏在して起きている。
税金を公平に使うという考え方の転換が必要である」
「防災は想像力である。どんなことが起きるのか、
それぞれの立場で想像をたくましくしなければいけない。
その想像力のためにはデータを提供するというサポートが必要。
また考えたらそれを実行しなければならない。
自助共助をきちんと支えるのが公助である」
森都心プラザから、JR熊本駅を望む。
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