人口減少と近居
くまもと経済10月号は、人口減少がテーマだった。
その中に、私の尊敬する熊本大教授
徳野貞雄さんのインタビューが2ページ。
「親を残して槻木(ツキギ)を出た家族も
多良木町内や球磨郡内など比較的近場に住んでいるケースが
多いことが分かりました。
つまり農作業の手伝い、遠隔介護など家族間の扶助が機能する
環境があることが分かりました。
農村部の人口減少を論じるとき、単に統計の数字を追うのではなく、
家族間のつながりを分析しなければ実態把握はできません。
経済の論理だけでは人は動いてはいません」
2ページそのまま無駄のない話だった。
この同居ではないが、近くに住む家族関係は「近居」と命名され、
普通に共有される概念となりつつある。
合志市は、9月末で前月よりも106人増えて、人口58,737人となった。
乳幼児、児童生徒の増加で、
保育園や小中学校などの施設整備が追いつかない状況なので、
行政としては、この人口増加が止まってくれないかと
内心では思っているのではないだろうか。
と思っていたら、区画整理や大規模開発で、
自主財源を増やそうという、いまどき直結しそうもない夢を追う。
その根拠を明らかにさせるのが私の議員としての仕事である。
そう考えるが、そう言いながらも、
やれるところまで、やってみればいいんじゃないの、とも思う。
しかしそれじゃ、やっぱり無責任ですね。
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