暮らしに役立つ地方議会
午前中、議会広報委員会。
5回目の今日は8月21日発行予定第34号の最終チェック。
オーソン・ウェルズが、最高傑作は?と問われて。
次回作と答えた(そういうニュアンスで)という逸話が残っているが、
委員全員で作り上げた作品みたいな広報紙は、
毎回今号がいちばん良いという気がする。
ということは、次の号はさらに良くなる(予定)ということなのだろう。
午後は上天草市議会の広報編集特別委員会のみなさんの
行政視察研修に対応した。
いつもは、こちらが出向くことばかりだが、
どちらも県内の合併自治体であること、ま、
同じ広報紙を作る議員同士ということで話も弾んだ。
市政、および市議会を取り巻く状況では、
共通のこともあれば、それぞれの違いもある。
お互いに良い刺激となり、迎える側としても有意義な研修となった。
NHKラジオ第一の「私も一言!夕方ニュース」では、
「どう取り戻す?暮らしに役立つ"地方議会"」について。
→リンク
テレビ朝日系の予備校教師 林修氏の番組では、
議員報酬と政務活動費のことを取り上げていた。
そして、地方議会がいかに仕事をしなくて高い報酬だけを得ているか、
そういう誤解というか、理解へと水の流れのように流れた。
面白おかしく分かりやすくはいいのだが、
海外の議員の定数、仕事、報酬などと単純に比較されてもなあ。
日本の地方議会制度が十分機能しているというわけではないが、
ま、興味を持ってもらうのはありがたいことなので、
議会側から、市民に踏み出しているいま、
市民の方からも、もっと議会議員活動に関心を持って迫ってほしいものだ。
何度も書くことであるが、
中学校や高校で、政治についてきっちり教えてもらいたい。
それは公民という教科になるのだろうか、
もっと身近に、例えば「生活科」の中に位置づけられてもいい。
政教分離といえば、普通、政治と宗教を切り離すことと捉えるが、
実は、教育から政治を遠ざけてしまった、
国政のあり方に問題があったのだと言っていいかもしれない。
公職選挙における投票率の持続的低下は、
政治と生活を、教育の場で切り離すことが都合の良かった人たちがいた、
ということの当然の帰結である。
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