国民保護協議会と防災会議(傍聴)
5月29日 木曜日
平成26年度合志市国民保護協議会と、
それに引き続いて開かれた合志市防災会議を傍聴。
国民保護計画とは、武力攻撃事態法等における
国民の保護のための措置に関する法律(以下「国民保護法」)
その他の法令、国民の保護に関する基本方針(平成17年3月閣議決定)
及び熊本県の国民の保護に関する計画を踏まえて策定された
合志市の国民の保護に関する計画のことである。
と私は解する。
なくてもいいかと問われたら、あっても構わないと思う。
国の法律で定められているから、県も市町村も計画しなければならない。
そういう法律の縛りを学ぶケースワークとして利用できるだろう。
では、実際に防災訓練みたいに訓練ができるかというと、
仮想敵から何らかの攻撃を、
日本のどこかで受けたことを想定して行う訓練に予算を付けられるか。
というわけで、熊本県では図上訓練をやっている。
平成26年2月4日熊本県庁、天草市役所、苓北町役場→リンク
この図上訓練のことを私が知ったのは、
陸上自衛隊内の建築営繕関係の仕事をしていたとき。
日米合同の図上軍事訓練のための施設改修という工事が
発注されたことがあったからだ。
よく映画などで見る、作戦本部でのやり取りが頭に浮かんだ。
これは防災にも応用できるのではないか。
非日常的な災害に対しての初動以下、
人員の配置や連絡、救助などを、
図上で動かしてみることは、所要時間等の把握も含め、
訓練を生きたものにする方法だと思う。
もちろん、毎年行われる市の総合防災訓練でも、
現実に即したシミュレーションで行われるのだが、
自治会単位による危険個所の点検の延長で、
大きな地図上で駒を動かすような、目に見える形での訓練は、
住民の参加意識を高める一つの方法ではないか。
ゲーム感覚というと、ネガティブなイメージの用語だが、
訓練はもともと擬似リアルから何を学ぶかなのだから、
多少の遊び心は必要だと思う。
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