合志1301年目
3月9日 日曜日
平成25年度黒石コミュニティの学習発表会に行った。
日舞、フラダンス、太極拳、暗算など
たくさんの発表が繰り広げられ、
最後にコーラスの人たちと一緒に「故郷(ふるさと)」を合唱した。
その前日は、合志中学校の卒業式で、歌った曲。
定番と言えるかもしれないが、
都会でも歌われとるのだろうか。
もはや、ウサギを追うこともないし、
コブナを釣ることもない。
しかし、歌詞では象徴的にそれが書かれているのであり、
「故郷」という言葉で、各自のふるさとを思い起こすのである。
もともと黒石は400年近いの歴史を持つコミュニティである。
私の母方の祖先が住み続けてきたことを思うと、
実に感慨深いものがあるが、40年ほど前から、
そのまわりに新しい住宅団地が立ち、人口が増えてきた。
そしてそこに移ってきた人たちも次第に年を取っていくなか、
いままた、新たな新たな世代がやってくるようになった。
黒石を故郷として育った子どもたちで、
いまは別の土地で自分の子どもを育てている人も多いだろう。
昨日、一緒に合唱しながら、
年輩の人たちの中には、
実際に生まれ故郷でウサギを追った人もいるかもしれないなと
思ったことだった。
「こころざしをはたして いつの日にか帰らん」
ここで、志を抱けた時代はよかったなどと言っては、
話は終わってしまう。
今年は、いよいよ1301年目になる「合志」という命名。
帰ることが定住となるかどうかは別にしても、
いつでも、懐かしく戻りたい気持ちにさせてくれる土地であればと思う。
かく言う私が生まれ育ったのは、お隣の菊池郡大津町である。
たまに何かの用事で訪れると、
通りや家並に昔の面影がほとんど残っていなくても、
やっぱりその居心地の良さに包まれる。
それはそれ、いま住まう場所としての合志市のことを
普段は第一に考えているわけだが。
政治課題としての住宅政策は、
やっぱり芯にハートを持っていなくちゃね。
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