日本の幸福
今月16日が、4回目の命日だった加藤和彦氏。
当日は、すっかり忘れていた。
フォーク・クルセダーズ解散後、
ソロになって、2枚目のシングルのB面曲。
ファーストアルバムでは、パート1から3までが収録されていて、
もちろんアレンジは大幅に違う。
先日、天気の良い午後、
庭の片づけをしていたとき、ふとこの曲が浮かんだ。
作詞をした佐藤信氏は、劇団黒テントの中心人物だったので、
いずれかの芝居で使われた曲だと思う。
佐藤氏は、のちの雑誌「宝島」が
植草甚一責任編集「ワンダーランド」として創刊されたとき、
「夢覚え」というタイトルの連載を持っていたような。
この曲について、松永良平という人が、
Hatenaダイアリーに書いている。→リンク
それで思い出した。英語タイトルは、This is my land だったのだ。
それは、アメリカのフォークソングの先達、ウッディ・ガスリーの
This land is your land に対する返歌というかパロディみたいなものだ、
と当時から思っていたことも思い出した。
1969(昭和44)年は、そういう時代だったのだ。
70年安保の前年。
安倍晋三首相は、最近のスピーチで、
フランシス・フォード・コッポラ氏を前にして、
自分のファミリービジネスが政治家でなかったら、
『ゴッドファーザー』のパート4を作る監督になっていたかもしれない、
と受けを狙ったらしい。
そのことは、軽いジョークと受け止めればいいのだけれど、
『ファミリー・ビジネス』という映画が、
シドニー・ルメット監督作品にあることを知っていたとしても、
その内容までは思い出さなかったのかもしれない。
血筋に対するこだわりを否定はしないが、
世襲としての政治家を、どのように考えているのか。
ま、それもいいとして、
1969年当時、安倍晋三少年と私は、
思想的に対極に立っていたことだろう。
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