活動報告「風の便り」第11号①
今日から、市議会議員としての活動報告を
配り始めました。
お手元に届かない方のために、
その内容をここに掲載いたします。
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みなさま、いつもお世話になっております。
上田欣也です。本年も何とぞよろしくお願い申し上げます。
さて、平成24年第4回定例会は、
12月3日(月)から12月19日(木)まで17日間の日程で行われました。
この議会では、合志市弁天山公園キャンプ場条例を廃止する
条例をはじめ、平成24年度一般会計補正予算、
国民健康保険特別会計補正予算などが上程されました。
■私の一般質問から■
年4回の定例会は、開会の2週間前に
一般質問の質問事項を通告することに始まります。
これはどういう内容のことを聞くかを市長、
あるいは教育委員長あてに事前に提出するものです。
いくら緊張感のある質疑が求められるとはいえ、
行政全般では範囲があまりに広いので、
具体的な答弁を引き出すためには、
こういうことを聞きますよということ
知らせておく必要があります。
○生涯学習と図書館について○
ブックスタートについて聞いたことがありますか?
赤ちゃんの7カ月検診のときに絵本を手渡す事業を、
平成13年に合志町で、翌年西合志町で始めました。
これは全国的にも一番早い時期の導入です。
市の子育て支援ガイドブックには「赤ちゃんとかけがえのないひととき」
という見出しをつけています。
生涯学習のスタートに図書館がある。
子育て支援日本一をめざすまちづくりの原点がそこにあったと
言えるかもしれません。
今年度の事業仕分けで「図書館施設維持管理事業」が取り上げられ、
判定は「市が実施(改善)」となりました。それを受けて、
「図書館の統廃合については、
全庁的な公共施設のあり方の検討が進められる中で、
合志市図書館協議会及び庁議等の意見を踏まえ、
今後検討していく必要がある」という取り組み方針が出されました。
6月議会の一般質問では、
教育長から「3館体制にはプラスの面とマイナスの面があるが、
メリットをしっかり活かして、子どもたちの読書活動に力を入れたい」
という趣旨の答弁をいただいているので
方針転換の可能性が出てきたのかとの問いに、
今回、生涯学習課長の答弁は「図書館業務については
市民サービスに影響を与えないように考慮しながら、
効率性有益性について検討していくことは重要である」
というものでした。
生涯学習事業はつぎ込んだ予算に対して
目に見える形での見返りがありません。
成果が数字で出てくるものでもありません。
だからこそ、
財政が厳しい折、図書館が必要だという熱い思いを
生涯学習課、教育委員会だけではなく全庁的にも
持ってもらいたいと思います。
同時に私たち市民が図書館はどうあるべきかという
問題意識を持つべきでしょう。
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Then and Now :
本が好き、図書館はありがたい、
そういう思いだけで図書館を運営できるほど、
いまの自治体には財政的な余裕などない。
いや、余裕がないかどうかは、自治体が
その経営においてどこに力点を置くかということにも係っている。
私の追及は甘い。
まだまだ力不足というか努力が足りない。
自戒。
でも”目に見える形での見返りがありません。成果が数字で出てくるものでもありません。だから”だと私も同意します。できない理由は簡単。子供たちが本を読みたいときその環境を作ってやるのが大人の責任で。それを見越し、無駄を尽くすのが行政の責任だと思います。それ以外はツタヤに任せれば良いと思います。
投稿: ぷか・ぷか | 2013年1月23日 (水) 22時41分