タイシン丼完全体ならず
この文章と写真は、
私の友人から、思いついたように送られてくる
メールをもとに再構成されたものである。
著作権フリーだと思ってもらっていいです
(と書くと、なんか言ってきそうだけれど)。
――― 3 ――― 3 ―――
もうどれくらいたったろうか、1ヶ月くらい?
いやもっとかな。そう思っていたら、
いつもは携帯の方に来るのに、パソコンに来た。
早速電話してみる。
「どうしてたの? 間が空いたじゃん」
「ええ、いろいろありまして。それよっか見てもらえました?」
「おう、見た見た。うまそうじゃん、天津丼?」
「ええ、こればっかトライしてたんですよ。
最初なんか片栗粉の使い方わからなくて、
台所中スライムだらけになったりして」
「…スライム!?、…そう言えばなんか言ってたね。
あれからずっとやってたんだ」
「で、ここ何回かうまくできるようになって、
今日は張り切っちゃって食器も買いに行ったんです」
「おうおう、なるほど。箸置きもあるね」
「完全体まで行けるはずだったんですが、
ひっくり返す時失敗しちゃって」
「…良くわかんないけど、難しいんだろうな」
「味はばっちりです。お客様のおもてなしにも使えます!」
「そうかそうか、で、タイシン丼って言うの?」
「ええ、天津丼はかに玉丼ですから、カニが入ってないとダメなんですよ」
「そうか、なんかいろいろ入っているけど、カニは入ってないんだ」
「ええ、それで名前考えて、ひとつ抜けてるから、
天から一取って大津丼!なんて!」
「…」
「もしもし、もしもし、聞いてます?」
「…」
「もしも~し…」
(わははら君に、出身地のことを話したことがあっただろうかと、
懸命に思い出そうとしたのでした)
――― 3 ――― 3 ―――
このオチについて、
解説しようかと思ったのですが、
このブログのあちこちにヒントがあるので、
やめておくことにしました。
話の腰を折るようですが、
ただ「大津丼」は「ダイシンドン」と読むのが正確ではないか、と。
ま、いいか。
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