地域公共交通協議会
1月31日 月曜日
第16回合志市地域公共交通協議会を傍聴。
この会議では、
平成22年度事業実施状況についての報告と、
平成23年度事業計画及び予算案についての協議が
行なわれた。
今年度の実質的な事業は、
10月に改正されたコミュニティバスと
乗り合いタクシーの利用実績が主になる。
10月から12月の3ヶ月で、
コミュニティバスの核となるレターバス(環状バス)の利用者は、
左回り3,708人、右回り3,455人、合計7,163人だった。
利用者数としては、まずまずだと私は思う。
1便平均5人も乗っていれば、なかなかのものだ。
しかしそれは、客観的な評価ではない。
運行経費から委託料を引いた市負担額は、
約1,080万円、1人当たりなんと約1,500円。
これは小さくはない。
循環バス、乗り合いタクシーの市負担額は、
合計で360万円ほど。
来年度は、6月まで現行のまま、
7月からは全面的な見直しで実施予定。
今年度の一つの目玉であったはずの
「湯ったり乗ったり弁天カード(定期券)」は、
1月14日現在、3ヶ月券購入者が9人(内更新者4人)、
入浴料補助10月~12月実績30人という結果に。
補正予算の議会承認時、
ユーパレス弁天優待入浴料100円の見直しを付帯決議したので、
結果200円となったことの影響がある、と
そういう言い訳も成り立つ。
しかしユーパレス弁天での乗降客が多いことは実証されている。
つまり弁天カードに根本的に魅力がないのだろう。
でも何とか言いつつも、このコミュニティバス事業を
そこそこには軌道に乗せて、
全国から視察に来るようにしたいものだ。
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