アメリカ下流社会の現実
朝晩涼しくなってきた。
昼間、車の窓を開けると、
金木犀の香りが、鼻をくすぐる。
忘れてかけていた。
ブクログ「読みたい本だな」には、以前入れておいたけど、
『ニッケル・アンド・ダイムド』を西合志図書館で借りてきた。
「(低賃金の)現場に飛び込んで、身をもって体験してみる」
で、1998年にこのプロジェクトはスタートした。
まだ、最初の章を読んだだけだが、
アメリカは、面積的には広大だが、
まともな住居に住むことのむずかしさがよくわかる。
アパートを借りる1月分の家賃と敷金がないために、
1日40ドルから60ドルもホテルに払って、その週暮らし、とか。
アメリカ人が、家を買うことに固執する理由。
それも、低所得層では強迫観念に近いのかもしれない。
親子が同居しないのが当たり前の社会だからか。
この本が、アメリカで出版されたのは、2001年。
これは、同時多発テロや、サブプライム・ローン以前の
アメリカの姿なのだ。
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