解体
熊本市花畑町の再開発に伴い、NTTビルの解体が始まった。
というか、この写真を撮ったのが、7月29日。
もう解体も終わっているかもしれないなあ。
隣の花畑公園の楠の古木と相まって、街の風景を形づくっていたのだが、
古いものを壊して、新しいものを作ることが、
発展だと考える人は多い。
「再開発」すれば、熊本は活性化する。じゃなくて、
再開発行為自体が経済効果なので、その後のことを考えたりしません(苦笑)
熊本日日新聞によると、このビル、
鉄筋コンクリート造4階建、1928(昭和3)年、
旧逓信省の熊本郵便局電話分室として建てられた。
それは私の父が生まれた年。
鉄道郵便にいたとはいえ、祖父も訪れたことがあっただろう。
解体されることは、わかっていたので、
仮設がなされる前に、
ひんやりとした陰が、時代を感じさせた正面玄関を撮っておけばよかった。
再開発は、あつまるくんの雇用促進事業会が中心になって進められ
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当建物は私が電電公社にS52年入社後、桜町ビル通信局建築部に転勤してすぐ花畑ビルの解体の話が出て、当時は花畑電話局お客様窓の移転をどうするかで道路挟んだ桜町ビル(通信局ビル)に移転することになって1階に増築設計をした経緯があります。
町名が桜町なのに花畑電話局のままでした。
当花畑別館ビルの当時の街並みに溶け込んだ建物が好きでした。
また桜町ビルも周辺の雰囲気とちょっと違った外壁の色で竣工時(茶褐色)は周囲から驚かれたようです。
投稿: つったーん | 2020年3月19日 (木) 14時56分
コメント、どうもありがとうございます。
当時、携帯から記事を送っていたので、不具合で
文章が途中で切れているようですね。
いまNHKになっているのかなと、
私の記憶もすっかり曖昧になっています。
4階部分は、旧熊本市役所別館と同じような形なので、
増築されたのか、同じ意匠にしたのかもしれませんね。
投稿: 上田欣也 | 2020年3月22日 (日) 17時53分