地震速報とハザードランプ改>9/13/2007・K336.5
「緊急地震速報」が10月1日から、一般向けにスタートする。
本紙の記事にあった「緊急地震速報を受信した時の場所別行動例」によると、
自動車運転中の場合「ハザードランプをつけ、
周りの車に注意喚起した後、ゆっくりスピードを落とし」となっている。
だが、このハザードランプをつけるという操作は、
もともと緊急の場合になされるべきものなのに、
慣習的に、車を路肩に寄せて停車させるときや、
進路をあけて道を譲ってもらった車が、感謝の意を表すときなどに普通に行われている。
車を運転する者同士の意志疎通は言葉に頼ることがむずかしいので、
そういった合図が普及することは、ある意味、円滑な交通の一助となるものかもしれない。
とはいえ、「緊急地震速報」が出た場合のハザードランプの持つ意味の大きさを考えると、
単なる合図と緊急避難のための停止が混同されないような、
慎重な使い方を考えるべきときなのではないだろうか。
車を停めるときは左側の、発進のときは右側の方向指示器をつける
という基本に返るべきだと私は思う。
Then and Now : 前回の続編。
まあ、こうして改めて読んでみると、普段の使い方が緊急時に緊急の意味をなさなくなるのでは、
というのは考えすぎみたいな気もする。
元々、ハザードランプをむやみやたらと多用する風潮を嫌っていたことに始まる意見なので。
聞く所では、首都高速での事故の場合など、ハザードランプと同時に、発煙筒も投げるらしいので、
そういう対処法も取り入れるべきなのかもしれない。
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