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2007年4月23日 (月)

無駄な支出をさせていないか

平成9(1997)年3月27日付熊本日日新聞「読者のひろば」掲載。

官僚の不祥事や公費の不正支出が問題になると必ず出てくる言葉は、
「だれが税金を払っていると思ってるんだ」というものです。
確かにその怒りは正当なものですが、そういう私たちは税金を納めながら、
一方で無駄な支出を容認してしまっているのではないでしょうか。
例えば交通取締り。道交法に違反する人がいなければ、
取締りをする必要はありません。
罰金でまかなえるほどの経費しか、かかっていないのでしょうか。
その上、重大事故が起きたときの事故処理が起きたときの事故処理や、
そのための交通規制では税金が使われ、多くの人が迷惑を被ります。
また、住民一人ひとりがゴミの減量化に努め、リサイクルにも協力すれば、
ゴミ回収にかかる経費がかなり節約されるのではないでしょうか。
逆に不法投棄やルール無視で、行政的に余分な出費を
強いているかもしれません。
県民として国民として、税金の適正な使われ方について意見するためにも、
まず自分らの暮らしを振り返り、足もとを確かめることも
大事だと思います。
最後に、かなり重要な節税対策をあげておきましょう。
それは公職選挙において棄権をしないことです。
少なくとも投票用紙の無駄だけは防げます。

Then and Now : これもビギナー。
といっても、それは若さであったり、時代性であったりもする。
最近出たこういう本がある。
断定口調が強いと、人は納得させられる。
細かいことを言わなければ、書かれていることは大筋では当たっている。

大村 大次郎 / グラフ社(2007/03)
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税制から見た格差社会

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