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2016年10月19日 (水)

負け組同士の歩み寄り

立命館大政策科学部教授の上久保誠人さんが、10月11日付
ダイアモンド・オンラインに「日露首脳会談が『負け組同士の
歩み寄り』になる懸念」を書いていた。
ロシアが外交面で抱える弱みやプーチンの掲げる「大国ロシア」が
虚構に過ぎないことなどが解説されるが、一番の問題点は、
これまでの世界は国家間の「相互依存」の深化に務めてきたが、
これからはそれぞれの国が「生存圏」をどう確立するかに
変わるかもしれないというところだ。
つまり「グローバル化」から「ブロック化」への変化である。

「巨大な『生存圏』を持つ国が、『ブロック化』に動けば、
資源も食料も防衛力も自立できない日本のような国はなすすべがない。
安倍政権が、ロシアとの関係強化に前のめりになるのは、
中国の海洋進出だけではなく、米国も便りにならず、
日本が『ブロック化』の潮流に飲み込まれて極東の一小国に
戻ることを恐れているのではないだろうか」

というわけで(かなり省略したので本文に当たってもらいたい)
日ロ首脳会談は「負け組同士の歩み寄り」に思えると
上久保教授は結論付けるが、それでもまだ、
巨大な領土と資源を持って「生存圏」を確保できるロシアのほうが
やや有利であろうと付け加えている。

米国がTPPに熱心でなくなっていることの裏付けのようでもあり、
国会で与党が承認を急ぐ理由がわからない。
いや、すでに重要課題ではないので、形だけ繕って、
空中分解の責任を免れようとしているのではないか。

本文→リンク  


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