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2016年4月10日 (日)

看取りについて

昨日のハンセン病問題講座で、
原田学芸員が取り上げた療養所における
看取りと野辺送り、葬儀に関わる問題は、
核家族と少子高齢化の現在から将来に渡り、、
必ずしも療養所内だけのことではないと思える。

昨年の5月17日の熊日読書欄に上野千鶴子著
『ケアのカリスマたち』についての書評が載っており、
その中に「いったい誰に看取ってもらえるのか」という一文があった。
同じページにはカズオ・イシグロの『忘れられた巨人』の評があり、
豊﨑由美さんが『わたしを離さないで』に言及していて、
ふと思い出した。
最近テレビドラマ化されたものを見ていたときに、
連想していたのだが、『わたしを離さないで』には、
介護人という仕事が出てくる。

これは、文字通り介護保険における介護福祉士的な役目と同時に、
ハンセン病療養所菊池恵楓園における看取りを務める
世話人という互助的な仕組みに近く、
また書評だけで判断するのはどうかと思うが、
『ケアのカリスマたち』で描かれる「理想の在宅死」に重なるものを感じさせる。
もちろん『わたしを離さないで』では臓器提供という要素があるので、
単純に結びつけることはできないが、
ドラマの最後の回で、綾瀬はるか演ずるヒロインが語っていたように、
(正確な言い回しではないが)遅かれ早かれ、
死と別れは誰の身にも訪れる。
家族や故郷から隔離された無念さは計り知れない。
しかし、死に臨んではみな等しいと言うことはできるのではないか。

私の父が、結核療養所に勤務していたとき、
患者さんが亡くなっても、遠方の家族はすぐに駆け付けられないので、
霊安室で線香の番をすることも仕事のうちだと言っていた。
飛行機や新幹線などの交通手段が整っていない頃のことだ。




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