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2016年3月17日 (木)

コラムシフト

デジタル・アーカイブというか、
例えばデジタルで文書や資料などを残すときの利点は、
とにかく場所を取らない、検索が容易、コピーが簡単。
と、わりと下世話なところが思い浮かぶ。

しかし、これを数十年あるいは100年単位での保存と考えると、
デジタルにおけるデータの劣化は、ゼロイチの世界なのだ。
昨日、NHKラジオ第一の番組でもやっていたが、
あまり話題にしたくはないが、冷厳な事実である。
つい最近知ったことだが、フラッシュメモリーは、
4,5年で取り出せなくなることもあるとのこと。
ハードディスクも完璧ではないので、定期的にデータを移行する。
それが重要だけれど、メディア自体が進化というか、
新しいものに置き換わることは当然なので、その時点では
必ず移しておく必要に迫られる。

これが、初期のレコードであったり、LPレコードに変わったところで、
音盤の溝を引っ掻いて、その振動を増幅する仕組みは
それほど複雑ではないし、アナログなので、劣化はあっても消去はない。
話は飛ぶが、書物は燃えやすいが、
完全に燃やしてしまう前に、その一部分をなんとか救う手立てはある。
しかし、デジタル保存の救出は対応を誤れば、
全消失に1秒もかからない。

なんで、今日こういう話を書いているかというと、
ふと自分の過去記事にジャンプしてみたら、
貼り付けたリンク先が forbidden になっているものが多かったからだ。
本文自体は、ニフティが何とか保存していてくれるので、
今では恥ずかしいような見識もきちんと残されている。
原子力発電について、必要最小限の再稼働は必要だと、
そういう意見も書いていると思う。

歴史的な資料を残すということについて、
合志市の歴史郷土資料館の今後のあり方とともに、
過去と向き合うことが、果たしていかなる未来志向につながるのか、
という命題に直面しているのである。
個人的には面白くて堪らないことなのだが、
果たして、市民にその魅力や重要性、
はたまたなぜそれが欠かすことができないのかを
シンプルに直球でガツンと扇情的に伝えることができるか。
誰かに、ズバリと答えてもらえたら、どんなに楽なことか。

過去の一切には意味がない。
そう言い切ってくれてもいいのだが。



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