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2015年7月19日 (日)

戦争思想

『戦争思想2015』河出書房新社刊

西谷修・戦争の現在を問うの章から引用。

「戦争をするとかしないとか、戦争ができる国とか、
そういう言い方がよくされますが、戦争を『する』ことができるのは、
つまり戦争の主体は、基本的に国家のような集団なんですね。
ただ、その集団を動かしていると思っている連中は
戦争をするのだと決め、机上で作戦とかを操作することもできるし、
頭でいろいろ空想することもできる。
けれども普通の人びとにとっては、
戦争はあるときに『起きて』しまって、
起きたときにはもう飲み込まれるのだということです。
そして動員されたり、爆撃されたりするわけです。
それが一つ、つまり、私たちは基本的に、
戦争に関しては主体にはなりえない」

「もう一つは、
戦争は個に対する集団の圧倒的勝利の時であるということです」

戦争というのは、国家対国家で成り立つとか、
国家の安全保障が、いまこの現在、どう位置づけられるのか、
国会では、そういう観点でこそ議論をしてもらいたいものだ。
それではわかりにくいか。
しかし、ご近所や友達関係のたとえ話は、
どんなにわかりやすくても、本質からどんどん遠ざかると思う。



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