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2015年1月 5日 (月)

戦時の英智

週刊ポストの1月16日・23日号に、
曽野綾子さんが、新年特別提言として、
「戦争の悲惨」より「戦時の英智」を伝えよ、という
文章を寄せている。
戦後70年――ヒューマニズムだけの「反戦」は
後世に語り継げないという説明文が掲げられている。

「戦後の日本人はとりわけ戦争というものを
ヒューマニズムで語ろうとしすぎています」

「歴史上、世界から戦争がなくなったことはありません。
ならば観念論ではなく、『より』戦争にならないようにする、
あるいは『より』戦争の被害を少なくする、
つまり『ベター』に近づく技術や知恵を提示すべきだと思うのです。
それが私にとっては『戦争に学ぶ』ということですね」

戦争の記憶を語り継ぐ、つまりそれは観念論や精神論であり、
感情や観念は継げるわけはないというのが、
曽野さんの思想のまとめである。
確かに戦争を悲惨性だけで語り継ぐことには無理がある。
私が感じていたもやもやを形あるものにしてくれた。
そういう意味では感謝したい。

戦後の日本人は何でも「良いか、悪いか」の
二元論で考える癖がついてしまったと言ってるが、
基本的に彼女の思考は二元論に縛られている。
世の中にはベストやワーストはなく、
「ベター」と「ワース」だけがあると決めつけている。
それは二元論の最たるものではないのか。

「戦争や大震災という《最高の悲劇体験》から学び、
語り継ぐべきは、そこで人々が示し、見つけ出した『英智』だけです」
とも書いているが、作家のわりには、
人間のイマジネーションを低く見ているのではないか。
確かに、身近な現実から大きな未来を見る力は
やせ細ってきているが。

おそらく戦争を美化することで、
自分の人生を肯定したい人なのだろう。







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