2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

最近のトラックバック

untitled

読みたい本だな

  • 読みたい本だな
無料ブログはココログ

« 世界は誤訳に満ちている | トップページ | 引っ越し »

2014年2月15日 (土)

遅い交通と健康医療都市

くまもとパレアで行われた、
熊本市の市政リレーシンポジウムに参加。
「公共交通を基軸とした多核連携のまちづくり」というテーマで、
昨年の9月から、熊本市の各区ごとに5回開催され、
今回がそのまとめの全体会だったようだ。

まず坂本正熊本学園大教授が、
それぞれの区で出された現状と課題について簡単に総括。
その後、羽藤英二東京大大学院教授による講演、
「遅い交通のかたちを考える」。
ヨーロッパやキューバでのまちづくりの実践例の紹介。
常に言われることだが、
公共交通の利便性を高めて利用者を増やすことは、
まちづくり、それも安心して歩けるまちづくりにつながる。
いや先進都市では、居場所づくりこそ、まちづくりであると認識している。
都市を機能で埋め尽くさないこと。
小さな「流動」を生み出す拠点こそ、交流の場となる。

公共交通は、市民みんなで育てるものである、とか
花に水をやるようにとか自分で言ってきたくせに、
どうして、そんなに手を掛けなければ維持できないのか。

厚生労働省の検証・試算によると、
1日あたりの平均歩数を、大人が3,000歩増やして1万歩にすると、
10年間にかかる医療費を1,569万円減らせるのだそうだ。
糖尿病、脳卒中、心筋梗塞などにかかる国民医療費を
平均5.5%削減して、約2,700億円/年の節約になるそうだ。

公共交通を移動の手段に使うということには、
「歩く」という行為を伴う。
それをマイナスととらえずに、
積極的に健康増進に活用するという考え方もある。
それが「遅い交通」を推奨する一つの理由である、と。

高齢社会における健康医療都市。
なんかどこかで聞いたようなネーミングである。
公共交通と健康を結びつけるというのは、
これまでにあるようでなかったのではないか。

幸山政史熊本市長の発言にあったが、
花畑町再開発には、県内最大のバスターミナルである
熊本交通センターの建替えが含まれるし、
熊本駅周辺整備もまだ終わっていない。
それらは、公共交通における大ハードな部分。
そこに利用者目線がどれだけ取り入れられるか。


そのためにはやはり、利用者数という分子を
大きくしなければならないという堂々巡り。






« 世界は誤訳に満ちている | トップページ | 引っ越し »

シリーズ・公共交通機関説」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/148347/59139779

この記事へのトラックバック一覧です: 遅い交通と健康医療都市:

« 世界は誤訳に満ちている | トップページ | 引っ越し »