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2013年11月19日 (火)

隠蔽体質

8月24日の熊日夕刊の「現論」は、
ハーバード大名誉教授 入江昭さんによる、
「歴史観の共有へ」であった。
日本に限ったことではないが、歴史観の差異には、
生まれ育った時代が違うという世代間格差があるとしたうえで、
「根本的な問題は歴史の『認識』ではなく、
歴史そのもの、すなわち史実である」とする。
その出発点にまでさかのぼらなければ、
「歴史認識」の問題と言えないのではないかというのだ。
「史実、すなわち過去に起こった出来事を把握しないで
抽象的に解釈したり認識したりすることはできない」とも。

で、今朝の熊日には、東大名誉教授の御厨貴さんの
特定秘密保護法案に警告というインタビューがあった。
御厨さんは、政府の公文書管理委員会の委員長でもあるが、
こう語っている。
「日本ではもともと公文書の取り扱いがいいかげん。
だから隠そうという話にもつながる。
敗戦後、当時の大蔵省や陸軍は、都合の悪い史料を焼いた。
その経験から公文書は最初から残さなければいいとなり、
戦後は極端に減った」

また、こうも。
「公文書を大事にしないのは、歴史に対する責任感がないから。
今の政策決定が将来の国民も縛る。
その責任を問われたときに根拠を示さなければおかしい。
日本はまだそこまで考えていない」

重要な史実を、都合の悪いものとして廃棄した
当時の感覚が今も残っているというか、
根本的に、「公文書の厳正な保管と、その開示の必要性」
が常識であるという教育を受けていないからだろう。

特定秘密保護法案に関して、
提案側の誰一人、納得の行く説明ができないという、
まったく恥ずかしい事態である。
小手先の修正でその場しのぎをしているだけに思える。
維新の橋下代表は、大阪府知事時代に
徹底した情報公開に取り組み、それなりの実績もあるので、
どこまで突っ込んでいけるのか少しは期待している。

いま現在正義と思われていることが、
永久に正義であり続けるかどうかは分からない。
少なくともそれぐらいの認識は持ってもらいたいものである。






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