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2013年11月 2日 (土)

「べき」家族をこえて

午前中は、尚絅大学の公開講座3週目。
本日は、桑原芳哉准教授の
「図書館をめぐる議論~県立図書館はどこへ行く?」と
松本貴文助教の「家族から社会を考える」の二つの講義。


尚絅大学には司書コースもあるので、
専任の先生がいても不思議はないし、
家族から社会を考えるというテーマも、
ある意味、女子大にふさわしいとも言える。

県立図書館について。
経済的に豊かになった日本が、
次に文化的にも豊かにならなくてはいけないということで、
全国に公共図書館が整備されることになったわけだが、
そのあとに何が来たかというと、
自治体の財政状況が厳しきなるにつれ、
その存在意義が問われることになった。

確かに際限なく予算をつぎ込めないので、
それなら、どうしても必要なのだという価値を
図書館としても認めてもらわなければならない。

福岡、大阪、横浜の各市立図書館は、
その規模や貸出冊数などで、府県立図書館を大きく引き離す。
府県立図書館不要論がある中で、
そう県立図書館の特長を出していくか、それを考えることは、
市町村図書館のあり方を考えることでもある。

「家族から社会を考える」は、さらに刺激的な講義だった。
家族とは何かに答えるのはむずかしいが、
家族とは○○であるべきである、という「べき」論は
明らかに存在する。
具体的には「夫婦は愛情で結ばれているべき(恋愛結婚主義)、
子どもこそ家族の中心で母親は愛情を注いで育てるべき(母性主義)」
など。
それらは間違っているとは言えないが、
合致しないとたちどころに批判の対象になる。

このような「べき」からなる家族を、研究者は「近代家族」と呼ぶそうな。
その典型が「ちびまる子ちゃん」であると。

近代家族は「核家族化」の流れでもあるが、
その核家族化は見合い結婚の比率を恋愛結婚が上回った
1960年頃に始まり、1980年代にほぼ終了。
生涯未婚率、離婚率の上昇、少子化の進展などから
「家族を一つの生活の単位と見る視点が後退して、
個人の生活や人生が重視されるようになった」
これを「家族の個人化」と呼ぶとのこと。

核家族化は高度経済成長が始まったころと重なるが、
これは家電などの耐久消費財の販売数量が増えることと
相関関係があったとも言える。

長くなるので、ここらで終わるが、
自治体の政策決定においても、
こういう基本をもう一度おさらいして
かかるべきであるという思いを強くした。

午後から参加した熊本大学政策創造研究創造センターの
公共政策コンペのプレゼンテーションは、
その続きみたいなところがあって、
今日は本当に心地よい頭脳疲労でございました。









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