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2013年8月28日 (水)

音楽から見た「あまちゃん」:について

三年坂の蔦屋書店で、ミュージックマガジン9月号を読む。

すみません、立ち読みで。
高校生のとき以来、ずいぶん購入しているので、たまには許してください。
で、特集:音楽から見た「あまちゃん」である。
「見た」というところが、実に専門誌らしくてよいではないか。
「あまちゃん」を称えるメディアは、今年いっぱい続くかもしれないが、
音楽的な側面からは、
本誌以上のものが出てくることはないだろう。
音楽担当者の大友良英のインタビューでほとんどが
語り尽くされていると思うからだ。
そして、それを読むと、このドラマが最初から
これだけ幅広い支持を得ることが約束されていたことがよく分る。

昔、『ノルウェイの森』が超ベストセラーになったあと、
どこかで村上春樹が語っていたが、
100万部を超えると、その読者の考えていることが分らなくなる、と。
つまり、大人気作品というのは、
流行ものに途中から後乗りする人にとって、
それが自分にとって本当に面白いのか、
評判に乗り遅れないように面白がっているのか、
本人にも分らなくなっているのではないかという法則であろう。
それはそれで仕合せなことなので他人が論評することではない。

レコーディングのとき、ちょうど訪れた坂本龍一と、
小泉今日子が「潮騒のメモリー」の歌いまわしを
それらしく聞こえるように直したというくだりは白眉である。
この成功が約束されたものだったという印象を補強するエピソードだ。

NHKの番組制作予算がどうなっているのか知らないが、
劇伴に、数多くのミュージシャンを、まるで大瀧詠一の
ナイアガラサウンドみたいに、贅沢に使っているようなのは驚きだけど、
それで面白おかしいだけではなく、深い感動をくれるのだから、
十分有意義な受信料の使途だと認めよう。

ところで、あのスーダラ・スカの番組テーマが、
その日によって微妙にミックスが違うような気がしていたが、
同じように感じている人がいたので、
やはりそうなのかと、自分の耳に自信を持った。
耳鳴りは治っていませんが。







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