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2013年8月25日 (日)

単純な事実

熊日に連載されていた、
東京国立博物館研究員の塚本麿充さんの
「中国絵画の名品を訪ねて」という連載。
中国絵画に別に興味があるわけではないが、
教養の一つとして読んでいたところ、
5月17日の第4回に、これがあった。

山口県萩市にある菊屋家は、
萩藩の御用商人として江戸時代以来繁栄してきたが、
そこに数々の名品が伝来して今に引き継がれている、
ということが書かれている。

山口県立美術館で公開された多数の名品を見て、
「最も感動したのは、
これだけの質と量の作品を散逸することなく、
萩に住む人々が、美しい萩の町並みの中で
大切に守り伝えてきたという歴史である」と塚本さんは書く。

「身にしみて分かったのは、
名品は誰かが守ってきたから存在するという単純な事実だった。
偶然に伝来した名品など一つもない。
文化は、守るから後世に伝わっていくのだ。
伝来したこと自体が、地域に生きた人々の歴史の証しでもある。
そんなことも教えてくれた名品である」

そこで取り上げられたのは、
約600年前の明時代に活躍した戴進の「春冬山水図」。
伝来もさることながら、
宮廷画家だったからこそ制作できたということ、
またそれを日本で守り伝えることができたのは、
萩藩の御用商人だったという財力あってのこと、
ということにも思い至った。
反対に残らなかった名品も数多くあることだろう。





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