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2012年12月10日 (月)

ゴースト・トゥ・コースト

12月9日の熊日に熊本学園大経済学部教授の
細江守紀さんの文章が載っている。
民主党の前原誠司いわく「TPPのお化け」という
TPPについての誤解を解くような内容である。
大方は間違っていないように思えるが、
それは交渉参加前の大枠であって
実際に交渉に入ったとしたら、駆け引きや譲歩、
もちろん強く出る幕もあるだろうが、
必ずしも楽観的にはなれない。
つまりわからない。というのが唯一の正解である。

「本稿では十分な議論をする余裕がない」としながらも


農業再生のためには、
経営感覚を持った若い専業農家の育成と支援、
規模の拡大と集約化のための枠組みの構築、
企業などの積極的な農業経営への参加、
また、海外への農業輸出・投資を行うための
商社・メーカーとのコラボレーションの促進などを
一体的に図る新たな総合的農業政策の推進が必要であろう。


と書いている。

それも大筋では間違っていないとは思う。
農業における規模の拡大が進めば、
結局は被雇用農業労働者が増えるということになりはしないか。
小作人みたいな人たちが出てきて、
時代は二昔前に戻るのかもしれない。
もちろん労働条件は昔よりはいいだろうが、
格差は固定化されるだろう。

日本の商社が頑張っているから、
いまのような脆弱な経済でも
日本人が飢えるということはないのかもしれないが、
無駄にエネルギーを消費して
農産品・食料をグローバルにやり取りするのは、
CO²削減、地球温暖化防止という観点からだけではなく、
どうも、どこか違うような気がする。

「経営感覚を持った若い専業農家の育成と支援、
規模の拡大と集約化のための枠組みの構築

一概に反対するわけではないが、
「現在の兼業農家を維持する政策では
農業の再生は困難である」と言い切ってしまうのもどうか。

ただ兼業農家が高齢化すれば
耕作放棄地が増えることになるかもしれない。
一筋縄でいけばとっくに解決されているのが農業問題だ。
量産至上主義(つまり農業の工業化)に走ることは
コストダウンにはなるが、それでいいのか。
飢えることを恐れるあまり作り過ぎて
市場拡大を求めざるを得ない。

私は非現実的な原理主義者なのか。


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