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読みたい本だな

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2012年6月の33件の記事

2012年6月30日 (土)

後ろ向き評論 その1

5月13日付熊日社説に
熊本県が着手する州都構想について書かれていた。
蒲島郁夫知事が、このたび設けた
「州都をメインテーマとしたくまもと未来会議」のことである。

その後半部に
「近年では、新幹線の県都乗り入れが福岡より36年遅れ、
部分開業でも鹿児島に7年先を越された」と
例のごとく書かれているのだが、
確かに
「熊本の戦略に甘さがあったことは率直に認めざるを得ない」
こととはいえ、
福岡が先になったのは地政的に動かしがたい。
新幹線は福岡を跨いで乗り入れることが出来たのか。
そういう物理的に不可能だったことを
いまだに引きずっているのがおかしい。

九州新幹線熊本乗り入れの遅れについては
細川護煕県知事(当時)の責任にされることが多いが、

様々な要因が絡み合っていたのであろう。
熊本県にとって、その遅れが悪かったのか良かったのか、
誰か研究してる人がいたら教えてください。


角一典 北海道教育大学准教授の論文、

九州新幹線鹿児島ルート建設と随伴的諸問題→リンク  
を検索で見つけた。
ちょうど、北海道、北陸、九州・長崎ルートの
整備新幹線3区間着工が認可されたこともあり、
つい横道にそれてしまった。

ついでに見つけた
「系図でみる近現代~夢・感動・人間!」というサイト
リンク  
これがかなり面白かった。









2012年6月28日 (木)

18禁未来小説

本、それも小説というもの、
いつ読んだかによって受ける感動に差が出る。
ような気がするのだけれど、
こればかりは、読み返すと言ったって、
まったく新たな状況を作り出して試すなど出来ない相談だ。
無論、人生そのものがその連続なので、
「感動した」、そのことだけでいいのだが。

「感動した」は、
小泉純一郎元首相が広めてしまったので、
どうしてもそれを使うと
何か真似してるような気がしてしょうがない。
ていうか、そう思われることは承知である。
しかし、この小説のヒロインである岬は、
将来総理大臣を目指している女子高校生なので、
ピッタリの感想かもしれない。

憲法改正のための国民投票の有権者は、
満18歳以上だったのねえ、と
改めて思い起こした。
それと青春の1ページである文化祭というイベントを
巧みに結びつけ・・・バンドもあれば部活もある。
また、ネットとリアルの描き分けも実に巧み。
登場人物それぞれの人生をタペストリーのように織り込ませ、
大団円に持っていくという趣向は、
最近少々食傷気味なのに比べて、
ここでは、もっと図太い芯が貫通していて力強い。

もちろん、ヤキモキさせる男女交際も(笑)あるし。

高校生を始め、若者にはこの小説で以て
憲法9条について考えてほしい。
というか、いい歳をした私も恥ずかしながら、
勉強させていただきました。


ヒロイン役は武井咲だろうと書いてる人もいるが、
それはちょっと安易な気が・・・
個人的には、忽那汐里かなと。

それはさておき、映像化不能としておくべきかもしれない。

そういう意味では、
『レヴォリューションNo.3』に匹敵する小説。




白眉!くまモンと公共交通

熊本県議会議員大西一史氏の県政レポートに
くまモングッズ使用許可申請の実際について、
興味深い体験談が書かれているので紹介しよう。
リンク  

熊本北高校は今年創立30周年ということで、
くまモンとのコラボ・グッズの販売を計画中とのこと。
私の母校大津高校は、同じく創立90周年を迎えるのだが、
同窓の層が厚い分、そういう柔軟な発想に欠けていたなと、
つくづく思うなぁ。
特に男子校としての歴史の重みがまだずしりと。

しかし、それは例えば細野晴臣さんが、
わずかに年下の大瀧詠一さんに対して、
「(年齢が)ちっとも追いつかないね」と言うようなもので、
ま、そういうことです・・・

ところで、話題のくまモン仕様のTO熊カード。
実物を見た人は、
特に熊本電鉄路線地区にお住まいの方におかれましては、
まだ少数派ではないかと思う。

Dsc_0184

額面3000円、5000円券もあるが、
この1000円券が、デザイン的に最もインパクトがある。
個人的見解です。

KUMAMOTOの最初のOが、
くまモンの左耳に重なっているのはもちろんのこと、
末尾のTOが、TO熊カードのTOに通じるところが、
実に憎いではないか!
って、多分そんなことは思ってもいなかったでしょうけど(笑

熊本電鉄バスにはアイミーちゃんという、
可愛らしい熊の子キャラが昔からあるので、
くまモンカードの導入がむずかしいのかもしれない。












2012年6月27日 (水)

リサイクル野郎!初出

熊本市では、
空き瓶の回収時のルール違反が四割にも上るため、
再生処理業務を統括する
財団法人日本容器包装リサイクル協会が、
来年度の業務契約を結ばないとのこと。

ごみを資源物として出すということは、
少なくとも分別の必要性はわかっているということです。
ルール違反にも「面倒だから」というと、
もともと瓶のふたを外さなければいけないということを
知らない人がいると思われます。

既存のルートを利用できなければ、
余分の経費が税金でまかなわれるということを、
広く市民に呼びかけると同時に、
近隣の町村のように早く有料化に踏み切るべきでしょう。

 
資源の効果的な再利用は、
学校教育や地域の活動を通して、
少しずつ浸透してきています。
子供たちの、地球環境に配慮しようという純粋な心を、
たとえばポイ捨てなどで、
平気で傷つけているのは彼らの親であり、兄姉なのです。

ただひとつメーカーや輸入業者から処理委託料を集め、
処理業者に渡す業務が前述の財団法人一ヶ所に
集中していることが気になりました。
業務の効率化もあるかもしれませんが、
よくある天下り先の一つにしか思えないのは、
私だけではないでしょう。

Then and Now : これは、2003年12月23日に書かれた、
このブログ「晴れた日には永遠が見える」の記念すべき、
最初の記事である。
実際は、ブログに移行する前に、同じニフティの
簡易ホームページサービスのノートブックというテキストを
使っていたので、そこでの初めてのエントリーとなる。

こういう振り返りをやっていれば、
私は死ぬまで、ブログのネタに困ることはない。

私は自分で書いた文章の一番の読者である。
そのことは前に書いた。
己自身といつでも対話ができる。
そのことは、人間として大切なことだと思う。
逆にそれをやっていないのではないかと思える人が
たまにいるように感じられるが、
そう感じること自体、私の傲慢さの表れかもしれない。
さらに自省しなければ。

もとい、この文章をネット上にアップしたのは12月だが、
書いたのは2003(平成15)年1月19日と記録している。
いまや熊本市でも、ごみ収集が有料化されたが、
その他のことは今も昔もあまり変わっていないような。
もちろん合志市においても。
ただ人の為すの業(ワザ)、
少しずつ良くなっている。間違いない。




I'ts gettin' better all the time.




2012年6月26日 (火)

7月のレターバス

本日で、平成24年第2回定例会が閉会した。
今朝もレターバスで登庁。

この写真は、6月15日の朝。
バスが小さくしか写っていないが、この時間帯、
ちょうど小学校の登校時間で、
桜路から出てくる子どもたちに朝の挨拶をしてると、
あっという間に、すぐそこまでバスが来ていたりする(笑

Dsc_0110


そして次は今朝。
まだ来ないかなと空を仰ぐと、
桜の古木の枝の間から、
グルーヴィンな梅雨の晴れ間の太陽が覗いていた。

Dsc_0182

合志市環状バス、レターバスのダイヤが
変わります。合志市公式サイト該当ページ→リンク 
1便増えて、光の森がもっと身近に。

合志市役所のこの告知が優れているのは、
PDFのリンクもあるけれど、
新しい時刻表が、テキストで貼ってあるところです。
できれば、次の改正までリンク切れなきよう
お願いしたいと思う。


無知の無知

5月8日の熊日読者のひろばに
水俣市の元航空自衛官 坂本龍虹さん(77)の
投稿が掲載されている。

「北朝鮮による人工衛星打ち上げと称したミサイル発射

にまつわる報道と政府の対応、
それと国民の反応についての苦言である。

 政府も国民も、平時と有事は瞬時に切り替わること、
 有事の場合の情報伝達の方法と対処の在り方を
 「知らせる努力」と訓練、そして国民も「知る努力」が求められる。
 情報伝達にダブルチェックなどする余裕はなく、
 ましてや「無知の知」など通用しないのである。

おっしゃる通り。
でも、もしミサイル発射、否
人工衛星打ち上げが成功していたとしても、
ドタバタのうちに、なるようになっていたことだろう。

「無知の知」が通用しない代わりに、
「無知の無知」のまま、
死が迎えに来るとすれば、存外幸せなことかもしれない。











2012年6月25日 (月)

第62回“社会を明るくする運動”

今年も7月を強調月間として、社会を明るくする運動が行なわれる。
私も保護司を拝命して、もうすぐ2年になるので、
その意義について偉そうなことを書けるわけだが、
大方の人と同じように、形骸化した運動だと思っていた。

本日、合志市の推進委員会が開かれた。
その実行部隊の一つとなる保護司会のメンバーからも、
例年変わり映えしない運動の在り方を見直し、
もう一度啓発に力を入れるべき時期ではないかという意見もあって、
特に小中学校の校長を始めとする教職員に
もう少し理解を求めるべきではないかということになった。

この社会を明るくする運動の行動目標は以下の通り。

 ①犯罪や非行をした人たちの立ち直りを支えよう。

 ②犯罪や非行に陥らないよう地域社会で支えよう

 ③これらの点について、地域社会の理解が得られるように
  協力しよう。

犯罪や非行をした人たちは厳罰に処すべきであり、
社会復帰など認めるべきではないという考えの人たちを
私たちはどう説得できるのか。

重点事項は、次の2点。

 「立ち直りを支える取り組みについての理解促進」

 「就労・住居等の生活基盤づくりにつながる取り組みの推進」

居場所がない→犯罪→反省・償い→社会復帰・・・と
順調に行けばいいが、また最初の「居場所がない」に
戻ってしまうケースも多い。
犯罪を繰り返す人たちに中に、
高齢で身寄りのない人、
また知的障がいを持っているのに関わらず、
適切な支援を受けていない人たちが
少なからずいることもわかってきた。

パンフレットには、こう書いてある。

 社会を明るくするサイクル

 犯罪からの立ち直りには、彼らを見守り、支える
 地域社会の温かい心が必要です。
 彼らが、立ち直り、二度と犯罪を犯さなければ、
 私たちが暮らす地域も安全で安心なものになるのです。


「犯罪が起こるサイクルを変えるのは、あなたのまなざしです」


きれいごとばかりではないかもしれない。
だからこそ、きれいごとを忘れてはいけないのだ。








2012年6月24日 (日)

遠い日は未来にだけあるのではない

5月6日の熊日。この日の朝刊には、
北海道電力柏原発3号機が発電を止め定期検査に入ったため
国内の商業用原発50個が全停止した記事が載っている。

それを受けた大型識者談話として、
『「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか』の著者
開沼博さんの話があった。

 「危険だからすぐ止めろ」と外部から批判する人がいるが、 
 「他人ごと」への圧倒的な無理解がある。
 代わりの産業がなく、かつては出稼ぎばかり。
 そこでコミュニティーを維持する機能を果たしたのが原発だ。

 取りあえず、仕事が欲しいというときに、
 再稼働しかないのが現実。

 遠い日にあるかどうか分からない「科学的なリスク」より
 「生活のリスク」こそが目の前にある。

 立地地域を「原発マネーにまみれた異質な他者」
 として切り捨て、無理解の中で追い詰めるのではなく、
 無意識的にせよ、多くの人々がその格差の固定に
 加担してきたことを理解し、まずその解決策を考えるべきだ。


切り張りしてしまったので、行間を埋める想像力を
読者には個人的に期待したい。
気の短い私は、言っても分からんモンに、
話しても分からんと、つい思いがちだが、
そりゃ、いかんバイと繰り返し自省し、また自制する。

野田首相は、結論だけはきっちりと話す人だが、
その説明にいつも逃げを用意しているように見える。
極端な話、「あなた、命をかけると言ったでしょ」と追及されたら、
「いえ、まだまだやるべきことがあるので、
政治生命しかかけられません」とか言うことだろう。
「政治生命を賭したのなら、もう引退か」と詰め寄れば、
「いえ、一国会議員として出直します」とか言いそうだもんな。
別にそれが悪いと言ってるのではありません。
他に語るべきことがあるだろう、と。

というようなことが書けたのも、
これ「内田樹の研究室」
~「国民生活」という語の意味について→リンク
を読んだからだと思います。


2012年6月23日 (土)

What's new pussy cat?

何か新しい前向きなことを始めようと思う。
何が前向きかは、人によって受け止め方が違うだろう。
昔マンガを描いていた少年だった私、
タイトルを考えるのは得意だったので、
というかタイトルとアイデア一発で終わった作品は多い。
それは、後にシンガーソングライターを目指して、
曲を書く際に、活かされた技巧であった。

人生、無駄になるものは少ない。
経験や思考はたとえ要らなくなったり使えなくても、
処分費用がかかるわけではないので、
実にリサイクル野郎!である。

世にいろんな団体、グループがある。
私はどうも自分で組織をまとめて行くというのが不得意で、
それはやっぱり性格がどちらかというと
一匹狼だからかもしれない。
前向きな協調性というものがない。
克服すべき性癖ということになるかもしれないが、
それ以前に、飽きっぽい性格と、
熊本県人に多い、わさモンだからしょうがない。

話が逸れてしまったが、
何か新しいことを始めるに当たり、
市民センターなどを利用するときに、
団体名で申請しなくてはいけないので、
「これからの3年を考える会」というのにしようかと思う。
石の上にも3年と言うではないか。
5年後はこの世にいないかもしれないけれど、
3年後ぐらいまでは、生きている確率も
かなり高いであろう、ということでもある。

でも、中学3年とか高校3年とかと
勘違いされるおそれはあるかも・・・


2012年6月22日 (金)

土台無理難題?!

 脳の力を発揮するには、まず最初に
 情報に対してプラスの感情を持つことが必要なのです。
 物事にに興味を持ち、好奇心を働かせられる人は、
 それだけ「頭がよい」と言っていいでしょう。

 また、嫌いな人の話には「嫌だ」
 というレッテルが張られやすいため、
 深く理解できず記憶もあいまいになりがちだと言えます。
 一般に、嫌いな先生から教えられる教科は、
 苦手になりやすいのです。


「はじめに」に上のようなことが書いてあって、
ツカミでやられたという感じです。

人間の脳は「統一・一貫性」の本能を持っていて、
それは引っ越しや模様替えに
なかなか慣れずに落ち着かないようなことらしい。
自分と反対の意見を言う人に対して嫌悪感を覚えるのも、
「統一・一貫性」が崩れることを脳がいやがるからだ、と。
そういう本能で、戦争とかやっちゃうんだから、
人間って、動物から先に進まないんじゃないの。

「人間は、自分と異なる意見には、
意見の中身と関係なく嫌悪感を抱くものだ」というような、
脳の「クセ」を理解して、それをコントロールする術を
しっかり押さえておくことで、
あなたも結果を出せる人になることができます。
と書いてある。
人間、好き嫌いにとどまっていては、
進歩というものがありませんね。

まぁ、すべての人を好きにならなくても
充分成果を出すことはできると思いますがね(苦笑




2012年6月21日 (木)

新聞の読み方

6月20日の読売新聞に、
さわやか福祉財団理事長 堀田力さん流の
新聞の読み方が載っていた。

堀田さんは、本年3月3日合志市に講演に見えられて、
大変ためになる話を聞かせていただいたばかりだ。 
そのときのエントリーは「安心生活創造事業」→リンク 

 「疑問が解けるというのは気持のいいこと。
 暗記は楽しくないが、新聞を読んでなぜだろうと思うだけでいい。
 忘れたころに答えが見つかり、それが大きな喜びになりますよ」

ごくごく普通のことを言ってるのだけれど、
こういう一言がなかなかひょいとは出て来ないんですよね。

で、堀田さんの新聞の読み方はというと、
新聞の外側2枚(つまり初めの4ページと最後の4ページになる)を
抜き取って折り畳み持ち歩くのだそうだ。
自分的に大事なことはその8ページにあるということらしい。
他は後で読むということだろう。

私の場合、やっと5月5日分まで来ました。

私の場合、新聞をきちんと読んで(すべての記事ではないけど)、
スクラップしておかないと何か損した気分になる。
そういう強迫観念(オブセッション)に囚われている。
いつでも、その状態から抜け出せるのだが、
ま、今のところ無理にそれをやめる理由もないので。








2012年6月19日 (火)

世界農業遺産(GIAHS・ジアス)

4月30日の熊日に
「熊日創立70周年記念懸賞論文・「熊本グランドデザイン」の
筆者インタビューとして、宮本健真さん(36)が登場していた。

優秀賞「100年後の未来へ繫ぐ『食の大地・熊本』構想」である。
見出しを借りてまとめると
「農業発展させ、世界の食糧基地に」という主張。
全文は、くまにちコムを参照のこと→リンク  

記事中の論文骨子を引用したい。

 「熊本は国内有数の農業県ながら、
 『何でもある』ために集中的な売り込みができないことが
 弱点とされてきた。しかし、
 この多様性はむしろ類いまれなる才能だ。
 主要産業である農業を発展させ、
 『食の大地・熊本』を築くことが必要だ」

その前提は、どこかで聞いたような話である。
おそらく、熊本県内のほとんどの自治体が抱える
現状認識ではないかと思う。
そして解決策もとっくに分かっているのだが、
どう実行に移すか、その具体的な戦術が足りなかった。

宮本さんは、国際食糧農業機関(FAO)が認証する
世界農業遺産(GIAHS)の登録を目指そうと提言している。

登録が認定された佐渡市(当該ページ)→リンク 


2012年6月18日 (月)

戦争とは人殺しを命じられること



4月29日の熊日に、
著者 石田雄さんの紹介記事があった。
今年89歳になる東大名誉教授。

「戦争とは人殺しを命じられること。
戦争が遠い昔になり、
そのことが忘れられてきている」

「人間の生存を脅かすという意味で、
安保に伴う軍事化と原発は共通の要素を持っている」

 国益や国策に関わる問題として専門知識が求められ、
 外からの問いかけを妨げてきた「聖域」化、
 「周辺」に位置付けられた人々が脅威にさらされる構造―。

湾岸戦争のとき、
私は殺人的に多忙な業務に従事していたので、
細かいことにかかずらっている暇はなかった。
だから、そのゲームみたいな映像を見た記憶しかない。
もちろん、その先で逃げ惑う人がいることを
認識してなどいなかった。

ヴェトナム戦争のときは、
政治的なこっちと向こうの関係はよく分からず、
ただ風俗的な反戦に共感を覚えていただけだと思う。
まだガキだったからな。

日本人にとっての戦争は、
時系列的に遠い昔になったが、
少なくとも私が生まれてからこっちだけでも、
この地球の表面的につながったどこかの地域では
絶えず諍いと、殺戮が繰り返されている。

人を殺しちゃいかんだろう、とは誰でも思う。
しかし、人殺しを命じられることについては、
みんな自分には関係ないことと思っている。


中身はまったく読んでいません。
新聞記事の感想のようなものでした。

『安保と原発』
石田雄著 唯学書房刊

2012年6月17日 (日)

アメリカ穀物協会

4月25日の熊日に、アメリカ穀物協会の
トーマス・ドール理事長(元米農務次官)と
ウェンデル・ショーマン会長へのインタビューがあった。
ごく短いものなので、全文引用したくなるところ、
この部分を・・・

 ―米国ではバイオ燃料向けの需要が増え、
  トウモロコシ生産量の3分の1に達している。
  これも高値の一因ではないか。

  理事長  誤解がある。
  バイオ燃料が開発されていなかったら、
  トウモロコシの作付面積はもっと少なくなり、
  高収量品種を開発する投資もなされなかっただろう。
  バイオ燃料を評価すべきだ。

このアメリカ穀物協会は、トウモロコシの輸出促進団体だそうだが、
米国の生産者が、「単位面積当たりの収穫量(単収)を
増やす努力」をし過ぎて、シカゴ市場の先物価格は

昨年のピークから25%下落しているらしい。
しかし、値上がり基調は変わらないだろう。
「世界的に中産階級のの所得が伸び、

食肉、植物油などの消費が増加」しているからだ。

 ―米国産トウモロコシの約9割は遺伝子組み換え品種だ。

  理事長  同品種の導入により単収が増えた。
  肥料や農薬の使用量を減らせ、
  農場を保全する農家の意識が高まった。

遺伝子組み換え品種の安全性については
どこまで証明されているのだろう。
実は安全性よりも、特定の品種が特定の企業の
知的財産権として独占される一代限りの種子(F1)であるために、
毎年その種を買い続けなければならなくて、
農家は完全にその企業に支配されることになり、
そのことこそ問題である。
という話を聞いたことがある。

食糧に関することだけに誰でも敏感になるが、
これはグーグルやアップルによる
情報管理の寡占状態についても似たようなものだ。
確かに日常の便利さには、細かいことを抜きにして、
ついついすべてを差し出してしまう。
よもや、A・・・や、G・・・が
地球の同胞を裏切ることはあるまいと。
確かに、宇宙からの未知の訪問者に
彼らが魂を売ってしまわない限り、
人類全体の福祉に反するような蛮行には及ばないと思うが。

たとえば、自治体の広報を
フェースブックというプラットフォームに任せるという安直さを、
フットワークの軽さと理解すべきなのだろうか

ファウストを思わせるではないか(読んだことはないけど)。
もちろん、それを首長が選ぶこと、
市民や、彼らの代表である議会が認めることについて、
傍からとやかく口を挟むべきことではないが。

このくらいにしておこう。

私もフェースブックの愛用者ではあるが、
実はあの会社自体はグーグルほど信用していない。
って言っても、グーグルのことを
全面的に信頼しているわけでもないのだが。
何ごともほどほどのお付き合いがよろしいようで・・・


2012年6月16日 (土)

貧乏人と言い切るところが爽やか哉



『貧乏人の経済学』
A・V・バナジーとE・デュフロ/山形浩生訳
みすず書房刊

これも西合志図書館で。
多分、蔦屋書店三年坂店で見つけても、
いや見かけることすら難しいと思う。
図書館と書店の違いは、
マルクスと言ってもカールとグルーチョぐらいの違いがある。
とは、ツイッターでの梶尾真治さんのつぶやきだが、
「身近にこういう図書館があってよかった!」
思いを強くするのはこういうときだ。

何せ、新着図書というワゴンの棚に
私を離さないでと、カズオ・イシグロの小説みたいに、
この本は私がその前に立つのを待っていた。

アマゾンでは、なか見!検索もできるので
そちらの序文を参照してもらえば、
この本が優れた経済学の本であるために欠くことのできない、
正確な地点から、もちろんフライングなしに
スタートしていることが分かります。

どこを読んでも、
決してアジアやアフリカの遠い国の話には終わらない
深甚なデータ分析と示唆に富んでいます。
第10章 政策と政治など、
固有名詞を入れ替えれば
わが国の話としても通用するかもしれない(苦笑

大野更紗さん→リンク も、このように・・・

時代を創った出版社と一冊の本の誕生秘話

『新装版 出版社の運命を決めた一冊の本』
塩澤実信著 出版メディアパル刊

西合志図書館で見かけて借りた。
申し訳ないが、購入するには考えてしまう値段と、
装丁である。
しかし、これは全国の図書館に1冊ずつ収められていい。
もちろん、1981年に発行されたオリジナル版を
収蔵している図書館もあるとは思う。
とはいえ、おそらく全国の図書館で、
1981年以前に設置された施設は数少ないことだろう。

帯にある推薦の言葉を引く。
『週刊 読書人』編集長 植田康夫さんによる。

「野球の試合に勝敗の分かれ目となる一球一球があるように、
出版社にも会社の運命を決めた一冊の本があり、雑誌がある」



2012年6月15日 (金)

健康福祉常任委員会

定例会健康福祉常任委員会審議。

議案第37号 
平成24年度合志市一般会計補正予算(第1号)のうち、
健康福祉常任委員会に付託されたもの。及び
議案第38号 
平成24年度合志市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
の2件について審議した。

福祉課所管の事業に
「災害時要援護者避難支援計画策定事業」がある。
全体計画を引用すると、

 災害に対応する能力の弱い高齢者や障がい者等は、
 情報の入手や避難行動が困難なことから、
 大きな被害を受けることが想定される。
 22年度に「災害時要援護者支援計画(全体計画)」を策定し、
 同時に要援護者情報のデータ整備及びシステム化を行い、
 要援護者一人ひとりの支援者や避難場所等の情報を
 記載した「災害時要援護者支援計画[個別計画」を順次策定した。

23年度は、システムに地図情報を追加、
またチラシによる制度の周知を図ったとのことだが、
今議会のこの委員会でじっくりと話を聞くまでは、
まさに全体像がつかめていなかった私である。
そのチラシももらったとは思うのだが、
全然意識に上らない。
本日、遅ればせながら、やっと理解できた次第。

24年度は、要援護者情報の登録及び整備の充実と
社会福祉法人に協力を求め、
福祉避難所の協定を予定しているとのこと。
今回の補正は、要援護者台帳を活用するための
調査及び台帳整備、また災害時に備えて、
福祉避難所向けのベッド・車椅子等の備品購入、備蓄に充てる。
県の補助事業である。

他、児童虐待防止対策緊急強化事業に関するもの、
働く世代の大腸がん検診事業などの説明を受けた後、採決。
全会一致で委員会承認した。

その他では、後藤委員から
介護保険サービス情報発信の充実についての提案があった。
時間的にはそれほど長くかかったわけではないが、
中身はたいへん充実していたと私は思う。

尚、上記の件などについて、詳しく知りたい方は、
健康福祉部に直接お尋ねになられても構いませんが、
私までお気軽にお問い合わせください。
わかる範囲になりますが、わかりやすくご説明いたします。












2012年6月14日 (木)

バイバイ・ファインデイ

今朝は、泉ヶ丘市民センター前からレターバスに乗る。
三笠宮寬仁さまの斂葬の儀が営まれるに合わせ、
本会議で黙とうを捧げることになったので、
黒ネクタイを締めて。

合志庁舎に到着するまで、他に誰も乗ってこなかった。
運転手さんも今日は少なかったですなと言ってた。

午前9時より、議会活性化調査研究特別委員会の
4つの小委員会委員長が集まり、各小委員会の進捗状況確認。
午前10時より、本会議。議案質疑、委員会付託。

本会議終了後、特別委員会開催。
各小委員会委員長から、進捗状況とこれからについて報告。
特別委員会で結論を出すまでの全体の流れを決める。

その後、私の属する第3小委員会開催。
付託された政務調査費についてのまとめ。
通年議会について、御船町議会視察報告書内容の確認。

終わって、庁舎からヴィーブル側に出ると、
丁度薄いブルーグレイの循環バスが来た。
日向・新迫線だ。
初めてなので、運転手さんに聞いたら、
御代志駅を通ってユーパレス弁天に行くという。
西合志庁舎なら、御代志駅前で降りナッとよかです。

永江団地マックスバリュを右折、
群、下群、国府高校グラウンド前という
実にマニアックな路線を通って、再春荘病院に出た。

御代志駅で降りたらちょうどお昼だ。
天郷食堂まで戻り、チャンポンを食べた。350円也。
歩いて、西合志庁舎へ。
つい昨日、恒例の緑のカーテンウォールを仕込んだそうだ。

Dsc_0107


西合志図書館は、いくつも開かれた窓から、
ふくよかな魅惑の風が、
大きなふいごから解き放たれたように
吹き抜けて行ったのでした。


熊谷達也著『バイバイ・フォギーデイ』



田村秀著『暴走する地方自治』



上の2冊を借りた。
帰りは、レターバス左回り。
今日は、ユーパレス弁天が休みなので、
乗客が少ないのだと、老人憩の家から乗ってきた
レターバスの常連さんが話していた。

2012年6月13日 (水)

「図書館する」~図書館のさ行変格活用

5月4日に「市民の生活を豊かにする図書館・武雄市」
というエントリーを書いた。→リンク
そして、いま武雄市では6月議会の真っ最中(もちろん
合志市議会もそうなのですが)で、
この武雄市立図書館の指定管理者委託の件が
論議されている。

樋渡市長が自分のブログに書いているように→リンク 
地方都市の市立図書館のことが、全国レベルで話題になり、
「関心を強烈に引くことができれば、
様々な意見がひとりでにやってくる」ことになる。

それは有難いことなのだけれど、
いずれにせよ樋渡市長は、自分の主張を補強する意見にしか、
耳を傾けていない様子もうかがえる。
そりゃそうだ。
リーダーが、方針決定を他者に投げてしまってはいけない。
問題点を一つひとつクリアしていくことは、
もちろん大事なことで、それには時間をかけなくてはいけないが。

6月20日午後、合志市議会の一般質問に登壇する。
今回は全部で7本の質問を用意しているのだが、
合志市立図書館に関することがメインになる。
合志市における図書館のあり方をみんなで考えてみよう、
ということである。
こう言ってはナンだが、
近隣市町の中で、合志市立図書館のアクティビティは
色々な面でトップランナーである。
だから、いま市民にとって図書館はどうあるべきかを
もう一度確認しておこうということだ。






2012年6月12日 (火)

社会の担い手である続けるために

4月22日の熊日に国立健康・栄養研究所の
宮地元彦健康増進研究部長の話が載っている。

 「運動は自分の健康のためだけでなく、
 その人が社会の担い手であり続けるためにどうするかを
 決める上でも重要です。
 個人の努力を社会全体で支える仕組みを
 つくる必要があります」

「社会の担い手であり続ける」とは何と素敵なことでしょう。
生き甲斐という言葉があるけれど、
自分や家族、周りの人たちにとどまらず、
この社会を支える多くの人たちの中の一人であるという、
そのことに気づくことだろう。
個人の努力を社会全体で支える仕組みが
いま全くないかというと、そういうわけではないと思う。
ただ、その仕組みは形ばかりになりやすい。
常に手を差し伸べ、包摂しつつ、
自在に変化していかなければならないだろう。

 「漫然とやってきた動作でも、
 これは健康にいいという意識を持つことで
 意味が違ってきます。
 通勤で毎日歩くのがいやだと思うのか、
 運動のチャンスと思うのか。
 その人の生き方にも影響を与えると思います」

先週の土曜日、6月9日。
ヴィーブルのメインアリーナで、
各区対抗ニュースポーツ大会が開催された。
種目は、ふらばーるバレーボールとカローリングである。
各区、自治会の代表選手が和気あいあいの中に、
スポーツを通して地域の絆を確かめながら、
充実した生き方を実感できるイベントだった。
ニュースポーツのルールを
市の大会で周知させることで、
それを各区のスポーツによる健康づくり、
またコミュニティの活性化につなげようという
元々そういう試みだったと思う。



2012年6月11日 (月)

放射線の遺伝的影響、米で調査

4月22日の熊日に
「被曝赤ちゃん」研究利用1200人、という記事。
広島と長崎への原爆投下から数年後に
被爆者の親からの死産や生後すぐに亡くなった赤ちゃんのうち、
臓器標本やカルテがアメリカに送られた人数が、
1200人に上ることを
広島市立広島平和研究所の高橋博子講師が、
米軍病理学研究所(AFIP)の内部文書で確認した。

高橋講師は、
「核兵器や放射線研究のために、
新生児がモルモット扱いされたといえる。
今の放射線基準は、その上に成り立っている」
と話しているとのこと。

東日本大震災と、津波による原発災害に際して、
米軍がかなりの力を注いで、
捜索や災害復旧などに当ったことを「トモダチ作戦」と呼ぶ。
そこまで米軍が頑張ったのには、
さまざまな理由があるだろう。
もちろん人道支援がその最大のものであることは否定しない。
しかし、皮肉屋の私は、
原発事故での情報収集が大きな目的の一つではないかと
最初から疑っていた。
善悪の問題ではなく、それが原子力を制御する、
あるいは被害をいかに収束させるかの
モデルケースであることは間違いない。
利用したというのは筋違いの部分がある。

「被曝赤ちゃん」とか「モルモット扱い」という言葉は、
まさにその通りの表現なのだけれど、
言葉狩りをたくらむ人たちにとっては、
「死の町」発言と同様に問題にすることもできる。

この件で私が感動を覚えるのは、
米軍病理研究所の内部文書がきちんと残っており、
それを日本の研究者が調査できるこということにおいてである。



2012年6月10日 (日)

真宗のエンジェル

昨日、友人の父上の通夜式に参列。
そこで導師さまがこういうふうに言われた。


死とは永遠の別れではない。
別れはさよならの言葉ではなく
再び会うまでのしばしのもの。
早い遅いはあっても、いずれお浄土で
一緒になることになっている。

聞いたような文句ではないか。

私は、エンジェルボイスに弱い。
私の言うエンジェルボイスとは、
メアリー・ホプキンの「悲しき天使」である。
私の告別式ではこの曲が流れるであろう。
それに次ぐのが、薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」。
しかし、私は長澤まさみのファンであるので、
ここではこのPV(プライヴェートではなく、プロモーション)。

というか、今回初めて見たんだけど、
「命短し恋せよ乙女~」のフレーズが浮かぶと同時に、
番茶も出端、女子として生きることも
なかなかに大変なのだろうなとオジサンは感じた。

そして来生えつこさんが書いた歌詞だったと思うが、
浄土真宗的な世界だったのですね。


2012年6月 9日 (土)

かわるがわるわかる



『「ゴミ」を知れば経済がわかる』
瀬戸義章著 PHP研究所刊

実は最初の方しか読んでません。
文章量はそれほど多くはないので軽く読めそうですが、
その中身は読む人によっては、かなり重たく感じられるかも。
そうは言っても、語り口は軽やかですね。

瀬戸さんのサイト「ゴミタビ~世界のいる/いらないを見まわる」も
ちょっと面白そうです。→リンク

アマゾンでは、「クリックなか見!検索」で
本文を立ち読みできます。


共通認識をどこに置くべきか

6月8日 金曜日

第2回定例会が始まった。
本会議終了後、全員協議会。
専決処分、人事案件の説明のあと、
合志市防災計画について
合志技研工業の六価クロム漏えいについて第2回報告、

合志市重点区域土地利用計画書の説明、
雇用促進住宅払下げの申し出について、と続いた。

六価クロム漏えいについては、
社会的な関心が高かったのか、
私のブログへも検索でやってくる人が多かった。
ただ、調査中の事件だったので何一つ詳しくは書いていない。
さすがのグーグルも内容まで分析するアルゴリズムは
まだ完成していない模様。

重点区域土地利用計画書についての説明を受けて、
長らく疑問に思っていたことが少しだけ解けたような気がした。
 ◆この利用計画書の詳細は→リンク
 
これまでにも、この土地利用計画に関しての説明を
全員協議会などで、受けていたにも関わらず、
どうしても「なぜ」の疑問符が消えなかった。

この日の説明に対しては、議会からも
多くの質問が相次いだ。
その中で、最大のネックである「開発に関わる主な法規制」
をクリアするための熊本県との協議に
この重点区域土地利用計画書が必要だということが
明らかになった。
というか、わたしの中でやっと了解された。

今後、これを市民にどのような形で説明していくのか。
タウンミーティングのような周知の仕方ではなく、
もっと効果的な方法が必要だと思われる。
本来、議会報告会を通じて、
われわれも情報を発信すべきことでもあると私は思う。
昨日フェースブックで、熊本市に住む友人から
この土地利用計画に関連する質問を受けた。
私が心得ていることはそれほど多くはないが、
いろいろ疑問点を突きつけていただくと、
私の気づかなかった点も含めて、
市の方針や詳細を確認していくこともできます。
みなさん一緒に協働で行きましょう!


コールド・キーターー

ニューズウィーク日本版6月13日号に
「クール・ジャパンのお寒い現実~
  IS COOL JAPAN GOING COLD?」という記事がある。
英語表題も洒落てるが、和訳も実にクールだ(笑

 「マーケティング戦略として見ても、クール・ジャパンは問題だ。
 『創造性はマーケティングによっては生まれない』と、
 明治大学の『クール・ジャパン・プログラム』の
 責任者を務める北脇学講師は言う。
 『経産省は大企業にキャンペーンを依頼した。
 これで、クール・ジャパンは
 企業の金儲けの手段になってしまった』」

もう一つ、
 「そもそも外国人がそう呼ぶならまだしも、
 日本人自身が自国を『クール(かっこいい)』
 と呼ぶのはかなり情けない」

さすがはニューズウィークだな。
書いたのはジャーナリストのダン・グルネバウムさん。
引用したのは、少しセンセーショナルな部分だが、
全文を読んでもらえば、携帯端末のように
日本がある時期、世界をリードしたにもかかわらず、
ガラパゴス化の道を進みつつあるジャパン・カルチャーの
弱みの真実をうまく言い当てている。
と私は思う。

私はこのガラパゴス化が一概に悪いものだとは思わないし、
逆に言えば、この「ガラパゴス化」こそが、
クールなジャパンを生み出した源泉ではないかと思っている。

あの超有名な村上隆が、
自分をクール・ジャパンのくくりに入れてくれるな、と言ってるが、
その気持はよくわかる。
カテゴライズされているうちは、
まだまだ世界の中で本物ではない。
自動車を例にとれば、
トヨタ、ホンダは日本車という枠には収まらない。
それにとどまらず、
レクサスやアキュラというブランドに進化した。

とはいえ、グルネバウムさんも書くように
まだまだ日本文化には魅力もパワーも十分にある。
何せ、歴史の積み重ねが違いまっせ、あなた。

諸君。まずは身の回りのクールから見つけようじゃないか。
考えようによっては「クールビズ」も
クール・ジャパンの最高峰って感じもするし(苦笑

タイムマシーン図書館

今議会の私の一般質問の目玉は、図書館である。
である、と偉そうに書くほどのことではないが、
私には図書館に育てられたと自負があるからだ。

私が通った熊本県菊池郡大津町立大津小学校は、
現在の大津町役場庁舎駐車場と
その南側オークス広場の辺りにあった。
3,4年生のときに新築のRC造校舎に立て替わったのだが、
私の図書館体験は木造の旧校舎時代に始まる。
もったいないので、その話は別の機会に譲る。

さて、飯島朋子著日本図書刊行会刊
『映画の中の本屋と図書館』がヴィーブル図書館にある。



その第45章で『タイムマシン』が取り上げられている。
この作品(2002年)では、2030年のニューヨーク公共図書館を
体験することができる。
簡単に言うと、ホログラムとグーグルが合体したようなものだ。
他にもいくつかのSF映画における図書館の例が挙げられるが、
教訓として、記録がなければ、あるいはそもそも答えがなければ、
いくら先進的な図書館であっても求めるものは得られない。

図書館とはそこにすべての答えがある場所ではない。
それは、グーグルでもウィキペディアでも同じことだが、
それらは手段であって、結局答えを得るには、
想像力をはじめ、自他問わずその能力に任せるしかない。

もう一つ、映画『マッドマックス・サンダードーム』で、
未来の図書館的なものの一つの形を見たことがある。
すっかり非文明化した人類の子どもたちが、
伝承の歌の中に彼らの記憶をとどめているというものだ。
それはそれは感動的なシーンが用意されていて、
教育というものが小賢しい理論ではないことを
思い知らされるのだ。


2012年6月 7日 (木)

ドラマーはドラムを叩け

2,3日前に泉ヶ丘市民センター図書館で、
重松清の『セカンド・ライン』という、
小説ではない本を借りた。
エッセイとか、新聞雑誌に書いたコラムなどを
まとめたものである。
立ち読みしたとき、これは引用したいと思い、
借りたのだったが、改めて読んでみると、
どの記事にそういう思いを抱いたのだったか、
まったく思い出せない。

私と重松との出会いは、『見張り塔からずっと』である。
呼び捨てにするのは、私の方が少し年上だからであり、
そのことで、お前は何様のつもりという感興を持たれても構いません。
私は重松の綴る物語に心酔していた時期があった。
どれを読んでも、泣けてなけて仕方がなかった。
まあ、そのうち飽きてくることになるのだが、
面識もなく、育ちも違うのに、
物の見方、考え方が実によく似ている。
彼の書くものを読んでいるうちに、そうなったのかもしれないし、
人間というものは、
もともとパターン化されるものなのかもしれん。

そうそう、面識はないが、
重松が、私の書いた文章をもとに、
週刊ポストに短編小説を書いてくれたことがある。
そういう読者投稿コーナーがあっただけだが。
選んでもらって、こう言うのもナンだが、
その小説の出来は、それほどではなかった。
従来の重松節の焼き直し感がぬぐえなかったのだ。

のちに単行本になったとき、私の分は収録されなかった。
私がせっかく著作権を放棄したとはいえ、
あれを入れなかったのは賢明な選択であろう。

最近はどういうのを書いているんだろう。
読んでみたいが、他に読まなくちゃいけないものが多くて。




とまあ、重松ふうに今夜は書いてみた。

2012年6月 6日 (水)

今、政治家に最低限必要なものは何か?

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つまり、政治家とは---激動の時代とともに  
森山眞弓著 河出書房新社刊

森山眞弓さんの名前をおぼろげながら記憶していたのは、
法務大臣在任中、死刑囚の死刑執行を命令した、
ということにおいてであった。
刑の厳罰化を望む声が多くなるいまの世の中だが、
特に死刑制度について私は反対である。
ほんとは「原則的には」とか「基本的には」と書きたいところだが、
そんな婉曲表現はよくない問題だと思うから、
はっきり反対であると表明する。
だったら、極刑はどうあるべきかについて、
人を説得できるだけの理屈はないのだが。

話はそれるが、亀井静香のことを私はずっと嫌いだった。
だが、氏が死刑制度に反対する理由として、
「警察も間違うから」と言っていたという話(出典不明)を聞いてから、
すっかり人の見方が変わってしまった。

それはそうと、森山眞弓さんのこのエッセイ集を手に取ったのは、
『つまり、政治家とは』というタイトルに惹かれたからだ。
そしたら帯の裏面には「今、政治家に最低限必要なものは何か?」
と書かれているではないか。

一昨年補欠選挙で初当選したとき、
私は市議会議員が政治家であると認識していなかった。
そんなことを選挙期間中に口にしていたら、
もちろん当選など覚束なかっただろう。
もちろん態度には出ていたかもしれないのだが。

そういうわけで、ある友人に
「(市議会議員は)滅茶苦茶政治家じゃないですか」と言われ、
恥ずかしながら、政治家を名乗れるように努力を始めました。

森山さんの青春時代は、
いまNHKの朝の連続ドラマ「梅ちゃん先生」の主人公が、
のほほんとした女学生から、医者を志すに至る、
その時代背景とまさに重なる部分が多い。
そして、先の死刑執行やいくつかのハテナだけで、
その人物と功績を表面的に判断してはいけないことを
改めて知るのである。

日本カメラ財団の理事長もなさっているが、
それにまつわる記事を引用する。

「・・・1956年のフォトキナのことを思い出していました。
当時日本のカメラ業界は黎明期で、強大なドイツに
少しでも追いつきたいと懸命でした。
何もわからないまま、ほとんど日本人がいないニューヨークへ
数人で出かけて、無我夢中で日本のカメラショウを催した後、
ヨーロッパまで足をのばしてドイツへ行きました。
ドイツの各メーカーは、
日本人はまねがうまいからと警戒していましたが、
フォトキナ(カメラの国際見本市)の地元ケルンを訪ね、
フリッツ・グル―バーさんと話し合うことができ、
次のフォトキナの際に片隅の小さなブースを
借りる話がついて、
国際的市場へのデビューを果たしたのでした。
アメリカにもPMA(カメラ販売協会)の見本市が
毎年あることを知り、これにも参加しました。
これらが第一歩となって、日本のカメラが世界に認識され、
評価されて急成長し、
1970年代には世界一になってしまったのです」

1956年が、私が生まれた年であるということもある。
きれいごとの日本カメラ史と言われるかもしれない。
しかし、世界一の冠を次々に奪われつつある

日の丸テクノロジーの火の鳥黎明編として、
実に心打たれるヒストリーではないか。



2012年6月 5日 (火)

経済同友会の「地方議会改革について」のこと

全国市議会旬報第1831・32号に、
経済同友会がまとめた「地方議会改革について」の
提言に関する記事がある。

経済同友会の地域主権型道州制委員会の
この提言取りまとめにあたり、
同委員会と全国市議会議長会が
意見交換会を実施したとのこと。

「提言では現行制度下の首長と議会の関係について、
円滑な行政執行のため
首長が与党的会派を組織する必要性を指摘。
結果的に行政への監視は野党会派のみが担うため、
議会による十分な監視が難しいと分析している」

ちょっとわかりにくいが、おそらく
円滑な行政執行と議会による行政の監視は
両立しにくいということだろう。

だから、「監視機能の強化を果たすには、
厳格に分離した二元代表制へと改革すべきであり、
現行の地方自治法が採用している議院内閣制の要素
(不信任議決権・解散権)、
議会による行政執行の事前統制、
いずれも縮小する必要がある」としている。

この提言における改革案は具体的でわかりやすい。
「『議会の不信任議決権』『首長による解散権』
いずれも廃止するとともに、議会招集権、
議事堂の管理権や議会予算の執行権を議長へ付与し、
議会の自律的な運営を確立すべき」

「議会による行政執行の事前統制を縮小するため、
契約締結や財産の取得・処分、
副知事や副市長の選任などについては、
議会同意を不要とする」ことも盛り込まれている。

本文はこちら→リンク 

これは地方議会改革を考えるときに
優れて参考になる提言だと思う。
もちろん法改正が必要なこともあるだろうけれど、
当事者とは別の視座が頼もしい。



2012年6月 4日 (月)

5月25日(金)「穀雨」について

5月25日(金)のエントリー「穀雨」について、
あまりに簡略して書いているので、
もう少し詳しく書くことにします。

「町政と市政の差」と表記していますが、
これは住民と行政・議会の距離感のことを指しています。
人口や規模の違いのことではなく、
たとえば選挙における投票率の差に表れると思われる
住民の政治参加、
これはまちづくりと言い換えられるかもしれませんが、
その度合い、密着度のつもりでした。

御船町議会では
最初から議会基本条例ありきだったわけではなく、
まずは議会報告会から始めようと決めたとのことでした。
議会報告会を通して、直接町民と接することで、
議員一人ひとりの意識改革という思わぬ成果も得られたとのこと。
私はもともと町民と行政・議会が近い距離にあったと
思い込んでいましたが、
それは先入観に過ぎなかったのです。

御船町議会のみなさんは、
住民の「議会が何をしているのかわからない」の声に、
これまでの先進地研修は本当に役に立っていたのかと
自問したそうです。

市民の声を聞かずして、
市政に興味を持たない市民が多いと思い込んでいた自分を
恥ずかしく思います。
また、表面的な感想を、
ブログという不特定多数の目に触れる場所で発したことも
深く反省しているところです。




2012年6月 3日 (日)

噛んで・・・

〇菊池郡市歯科医師会主催
〇熊本県歯科衛生士会菊池郡市支部
/熊本県栄養士会菊池支部
/熊本県歯科技工士会共催
〇菊池地域歯科保健連絡協議会
/菊池市健康づくり推進協議会/合志市/大津町
/菊陽町/熊本県菊池保健所後援

ゆめタウン光の森で開かれた
第26回歯とお口の健康展に行ってまいりました。

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この写真は、Facebookに送ったんだけど、
なぜか届かなかった。
信頼性に欠ける、というか使い方のせいか(苦笑

歯科健診・相談、栄養相談、
虫歯予防コーナー、お口の中を見てみようコーナーなど。
後援の市・町・保健所健康推進コーナーも。
合志市からも担当者が来てました。
大津町から来ていたのは、私の高校の同級生でした。
それに、菊池市で開業している
幼なじみの歯科医にも久しぶりに会った。

場所柄か、子ども連れの家族が多かった。
小さいときから歯の健康に気を配ることは親の務め。
人生を豊かに過ごす初めの一歩だ。
「噛んでメタボリックシンドローム予防」という冊子をもらったが、
この熊本県栄養士会菊池支部作成の資料は、
健康づくりの実に素晴らしい読み物だ。
転載禁と書いてあるので、
ここでは紹介だけにとどめます。


それはそうと、6月に入ったというのに
素敵な五月晴れだったので、
自転車で出かけたのであった。
普段通らない光の森の住宅地を抜けて行ったら、
なんとこれが感動もの。

県の住宅供給公社が開発した大型団地である。
無駄に歩道が広いなあとか、
車で通過するときには感じるだけだった。
ところが、これが自転車に乗って走ると、
歩行者もほとんどいない午前9時半頃ではあったが、
まさに「サイクルタウン」とはこれだ!
そういう思いを強くした。
いまのままでいいというわけではないが、
あれだけ基礎環境が整っていれば、
あとはマナー教育だけだ。






2012年6月 2日 (土)

平成24年度ハンセン病問題啓発事業講演会

講師は、金正美(キムチョンミ)さん。
エッセイスト、字幕ディレクターとある。

栗生楽泉園の入所者で詩人の桜井哲夫さんと
女子大生のとき出会うことで、
杖になり目になり声になることを選んだ女性。

彼女は在日コリアン3世だ。
日本国籍をやっと10年前に取得した。
自分が在日であることを特に意識せずに過ごした10代。
ハンセン病の強制隔離を経験した桜井さんが
初めて彼女に国家、国籍を意識させてくれた。

療養所を訪れることは苦ではなかった。
だから続けられたのだが、
重たいものも感じていた。
それは自分の弱さや醜いところ、
嫌なところを見ることでもあったと彼女は言う。

彼女は正直な人だと思う。
ハンセン病問題の啓発に、そういう個人的な思いが
果たして必要なのかと考える人もいるかもしれない。
しかし、彼女は私であり、私は彼女でもある。
人という一つのくくりが許されるなら、そういうことだ。

彼女はまた言う。世の中はなかなか変わらない。
しかし、一人が考えて行動することでも、
それを継続することが力であると。
そして他人と徹底的に向き合うとは
自分と向き合うこと。
それは少なくとも楽しいことではないかもしれない。
常に自分を見つめる訓練が必要である。
その上で、その人(彼女の場合は桜井さんか)に
近づけるか、寄り添えるか
想像力が必要になる。

自分一人でも、
おかしいと思うときは声を上げる勇気を
私はもらいました。

※昨年のハンセン病問題啓発講演会についての記事→リンク

2012年6月 1日 (金)

リバーサイド・ホタル(井の上用水)

私の住む合志市泉ヶ丘団地の南側を
堀川という川が走っている。
これは、加藤清正が農業用水路として整備したものらしいのだが、
この堀川を遡っていくと、菊陽町の鉄砲小路(テッポウコウジ)などを抜け、
大津町の室町に至る。
そこで上井出(ウワイデ)と呼ばれる水路につながる。
縁は異なものと言いますか、
私が生まれ育った家の前には、
その上井出からの細い枝流が流れており、
そこにはカワニナがびっしり張り付いていた。


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写真は、その堀川の写真。
右岸上は、お隣のすずかけ台で、
左岸側は菊陽町となっている。
護岸工事が行われたのは、20年近く前だと思うが、
法面に使われているブロックは
当時流行ったホタルブロックと呼ばれるものである。

ちなみに明日から
上庄ホタル祭り&イルミネーションが始まります。

期間 平成24年6月2日(土)~6月9日(土) 
    午後7時から9時まで
 

詳しくは、ちらし↓をご覧ください。

「322_2811_1481_up_RJ3IV61W.pdf」をダウンロード 

 

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