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2011年12月24日 (土)

巨大火砕流と合志台地

このシリーズの最終回。
あんまり寒かったので出かけたくなかったが、
最後の回、受講して満足した。

4回通して、共通項もあったために、
繰り返し聞いてやっと理解できることがある。
前回の記事で、
「もともと河川の堆積地だったところを火砕流が埋め尽くしたときの
群山、飯高山などは埋め残しなんだそうだ」
と書いていたのだが、
「もともと河川の堆積地」の部分は
聞き間違いだったようだ。
そういう部分もあるだろうが、
火砕流で一様に埋め尽くされて台地状になったところが
水の流れで浸食されて川になったらしい。

火砕流の発生についても
今日はより具体的にわかった。
雲仙普賢岳の火砕流は溶岩ドームの一部崩壊で
大きな被害を出したことには違いないが、
歴史上ではそれほど大きいものではない。
巨大火砕流の発生では、
火山の大爆発により、何十キロという噴煙柱が上がり、
それが落下したときに水平方向に一挙に広がる。
9・11テロで世界貿易センタービルが崩壊した映像を
思い出してもらえれば、
あれこそが人工の火砕流と言える。
そういうものだ。嗚呼。

火砕流堆積物が固まるときの溶結作用で、
非溶結部がシラスとなり、埋立用土、工業原料となる。
溶結程度により溶岩凝灰岩になる。
これを灰石と呼ぶが広域に分布、
間知石や石碑石像、石橋に使ったりしている。
前者をシラス文化、後者を灰石文化とし、
併せて火砕流文化と呼ぶことができる。

これまでにずいぶん恩恵も受けているわけだが、
今後この巨大火砕流噴火があるかといえば、
千年万年スパンでは可能性がある。
予知が可能かと聞かれても、わからないとしか言えない。
そんな無責任なと言われても、
それがわかったとして、どういう対策が取れるか。
唯一確かなことは過去にあったということだけ。
想定外という表現だけは使えなくなる。
想定限界をどこに持っていくかは、
可能性の年代スパンと予算の問題である。

昨日の会議でも出ていた話だが(﨑元達郎委員)
1000年に1回という災害の頻度を想定しても
コンクリート構造物の寿命は約100年なので、
単純化すれば、それを10回作らなければならなくなると。

知りたいという人類の欲求があり、
答えを求めて力を尽くすが、
知れば知ったで、自分たちの力の及ぶ限界もわかる。
それが幸か不幸か、
みなさんはどう考えますか。






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