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2011年11月22日 (火)

今年の県民文芸賞

今日のの熊日朝刊に、
今年の県民文芸賞の発表の記事があった。
私は5年連続で現代詩部門に応募している。
入選は3年ぶり3度目である。
入賞はなかなかに難しいものである。

    森で狼に出合う

  森で出あった狼は
  図鑑で見たままの姿をしていた
  きっと何かの兆しだろうと
  にらみつける目の奥に
  私たちは意味を見つけたがる
  しかし あるのは
 
  狼そのものだけだ

  
  襲ってくるか
  不安を悟られてはならない
  細い風がひゅるると
  束になって吹いていく
  息をつめて 少し 足をずらす
  枯葉が鳴る 汗が冷える
  鳥のさえずり 虫の羽音
  強烈な日射からは逃れたものの
  いま ここで
  狼とむきあっている

  わかった わかったよ
  私はそっちに行きたいんだ
  気にさわったら悪いが
  先を急ぐのでね

  私が足を踏み出すと
  時計と反対回りに
  狼はこちら側に寄る
  背中ごしに 胸のうちまで
  見透かされたような気がしたが
  私は振り向かず
  森の奥へと進んだ


応募したときには気づかないが、
やっぱり詰めが甘いではないか。
もうちょっとだったのにねえ。
ところで、音楽家モーツアルトは、
本名をウォルフガング・アマデウス・モーツァルトというが、
(ま、発音は多少違うかもしれないが)、
この「ウォルフガング」こそ「狼を見た」、あるいは
「狼に出合った」を意味すると、
確かに学校で習ったんだよな。
誰にであったか覚えていないが、
森で狼に出合うのは吉兆であると習ったのであった。

狼は、大地震や津波、原発事故の暗喩だと
そう思う人もいるかもしれないと期待しながら、
私自身にとって、それは狼以上の何ものでもない。
それがメタファーというものだということを
書きたかったのだ。




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