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2011年6月 9日 (木)

晩飯はいらない(戦争は知らない)

NHK朝の連続ドラマ「おひさま」は、
正面切って反戦を訴えているわけではない。
日本が国家として戦争を始め、
国民の誰もがそれぞれの形で、
協力せざるを得ない状況になって行く時代のことを
普通に描いているだけである。

井上真央が主役と聞いて、
あまり期待はしていなかったのだけれど、彼女
いつのまにか、演技が出来るようになっているではないか。

今朝の回は、「あさイチ」の有働由美子アナを
大泣きさせてしまった。
番組が始まってもボロボロ。
それを見て、こっちまで・・・
加齢とともに、感受性が柔軟なのではなくて、
単純に感情のコントロールが利かなくなるらしいから、
かなりヤバいかもしれない(有働さんのことではない)。

今日は、熊本出身の高良健吾君演ずる和成が
出征する朝のエピソード。
両親に行ってきますと挨拶すると、
母(樋口可南子)は「帰りは?」と聞く。
返事は「遅くなる」
そして父は蕎麦屋の主人なんだけど「晩飯は?」と。
それを受けて息子は「いらない」

もうそれだけで、
言ってはいけない言葉があったあの時代。
それを慮りながら、日常の言葉に込められる
親子の情の、その奥行に胸を衝かれる。

そこまでで、もう泣ける準備はオッケーだったのに、
妻陽子は学校で、オルガンを元気よく踏みながら、
「兵隊さんのおかげです」と
子どもたちと一緒に歌ってるんですよ。
その理不尽さ。
こりゃ一見能天気に見える女優でなければ、
伝えられない深みというものがあるのか。
それを見越してキャスティングされたのか。

実名を出して悪いけれど、
中曽根康弘氏は、原発推進の先鞭をつけたと
そういうことになっているが、
日本が戦争を始めた理由や負けた原因を分析し、
エネルギー資源ををいかに安定的に確保するか、
また冷戦下に、どうやって日本の安全保障を図るかを
当時考えられる範囲で、熟慮した結果だったと思いたい。
アメリカの戦略に乗ったというのは簡単だが、
いま想像しうるようなことを、当時の政治家や実業家が、
きちんと把握できていたとは、到底考えられない。
人間ってそんなに頭がよくないからこそ、
なんであのとき、あんなことやってくれたんだろうと、
後世の人々にあくしゃ打たれるのだ。
 ※「あくしゃ打つ」とは熊本弁で、
   ほとほと愛想を尽かすことの意です。

話は横道にそれたが、
それにTwitterでつぶやいたことを繰り返すことに
若干バツが悪いけれど、
この「おひさま」の戦争に対する姿勢を見ると、
これは戦争を知らない「子供たちと孫たち」が作った
初めての反戦ドラマなのではないかという気がした。

ちょっとかっこつけただけですけど。

やっぱり戦争はいかんです。
それを忘れたらいかんです。



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