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2011年6月の37件の記事

2011年6月30日 (木)

「トワイライト」ゾーン

6月29日 水曜日

熊本県立大学の特別講義を受講。
現代文学の授業で、
SF・ファンタジー評論家 小谷真理さんが
「SFとファンタジーの愉しみ」というタイトルで
吸血鬼文学についての話をしてくれた。

もちろんほとんどが学生で、
席が空いてなかったので前の方に座ったが、
おそらくほとんどが女子だったと思う。
私も英米文学科だったので、
女子が多い授業には慣れていたけれど、
それは最早35年も前のことで、当時は私も学生だったから。
というより、
こんなぎちぎちの教室で講義を受けたことはなかった。

小谷さんといえば、以前熊日に
SFファンタジー関係の書評エッセイが連載されていて、
とても重宝していた。
多分スクラップがどこかにあるだろう。

まず最初にアメリカで映画化されたヤングアダルト小説
『トワイライト』の話から、ヴァンパイアの系譜へ。

YA(ヤングアダルト)とというジャンルを知ったのは、
10年ぐらい前だろうか、
旧合志町の図書館まつりのイベントで、
たつみや章さんと橋本博さんに来てもらったときに、
たつみやさんが、今後の図書館の充実は
YAにかかっていると言われたときのこと。
いろんなことを連想するものだ。

それはそうと、詩人バイロンの風貌をモデルにした
最も初期の吸血鬼小説が、
フランケンシュタインときっかけを同じく誕生したこと。
それは知らなかった。

吸血鬼だから、当然、血 bloodがキーワード。
血とはなんだろう。
血を吸うとは、相手を理解すること。
理解し合うコミュニケーションの一つではないか、
と小谷さんは語る。

そして共同体に属さない者としての
他者、よそ者である other あるいは、alien
それは歴史的に人口が増え、文化が混淆し、
特に都会で漠然とした不安感が
広がり、また深まって行った背景もあったのだろう。

日本に入ってきた吸血鬼は、
横溝正史の『髑髏検校』にあるように
海外から来た悪しき者のイメージ。
これは、ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』の
見事な翻案ものらしい。

それから、キーワード passing
それは「なりすまし」のこと。
人間界にやってきた他者が、人間のふりをする。
それは混淆 hybrid 人種問題にも関わる。
昨日のことなのに、ちゃんと聞いていたつもりなのに、
こうして書こうとすると、
肝心なところを忘れているような。
交わることの出来ない禁断の愛というところで、
思い出していたのは、映画にもなった
金城一紀の『GO』だった。
原作は読んでいないけれど、
映画では、柴咲コウ演じるヒロインが、
窪塚洋介の主人公を、「血が混じる」という言い方で
拒絶する衝撃的な場面だ。

それと、アメリカの作家フィリップ・ロスの『ステイン』。
粗筋しか知らないけれど「なりすまし」の苦悩がテーマ。
在日の金城一紀とユダヤ人作家としてのロスって、
そういえば共通する部分もあるかもしれないと、
『さよならコロンバス』を思い出したりもした。
すっかり文学的になった90分でした。

ときに、いま図書館から借りて読んでいる本が、
上野千鶴子著『女ぎらい ニッポンのミソジニー』である。
偶然というより、シンクロニシティか。




2011年6月29日 (水)

スターダクト

スターダクト
この写真を見て、映画『スターウォーズ』を思い出したら、
あなたは、かなりのマニアです。
先日久しぶりに台所のガスレンジ上のダクトを
磨きました。
ルーカスのプロダクションスタッフの誰かが、
わが家のレンジフードを掃除していて、
デススター内部のダクトを…
いや、ほんとにダクト工事をやってた人がいたのかも。

2011年6月27日 (月)

ダイコーワルツ

昨日、熊本交通センターホテルで、
熊本県立大津高等学校の同窓会の一つである
岳鷹会総会が行われた。

恒例なのはいいが、高齢化も進む。
おそらくどこの同窓会も同じようなものだとは思うが。

今回は、高校から白濱裕校長先生と、
バスケット部の監督上村由久先生に来ていただいた。
上村先生には講話をしていただいた。
私は受付にいたので、聞けなかったが。

それと、ロアッソ熊本とアスリートクラブ熊本にいる
大津高校の卒業生たちが5名参加。
45回卒の松山周平君、49回卒の松下邦昭君、山口武士君。
3人は、ロアッソ熊本のアカデミーセンター→リンク 
で、コーチをしている。
私は相当先輩風を吹かせていたことだろう。
大津高校のサッカー部を
同好会から部活に昇格させようという話になったとき、
ちょうど生徒会の執行委員をやっていたけれど、
予算や練習場所の取り合いで、
ずいぶんもめて大事(オオゴツ注①)だった(そのとき同時に
登山同好会が部になったと思う)。

ただ後に、県下の名門と呼ばれるようになったサッカー部とは、
関係がないことはないが、やっぱり別物という考えもあろう。
それは私がかつて所属していた美術部とてしかり。

学校の歴史は、例えば中学・高校の場合、
3年間を一枚の短冊とすれば、それが1年ごとに
ずれながら重なり貼り合わさっていく。
その流れをして、同窓と呼んでもいいだろう。
その思い出をどんない大切に思っても、
それが会への出席の動機づけになるかどうか。

学校という場所というか、
共有される時間と空間の重みに
昔も今もそう大きな違いはないと思うんだが。

家に帰って、
「アスコーマーチ」の最終章を見た。
前にも書いたが、工業高校の生徒たちを描いたこのドラマ。
武井咲がよく走るし、よく転ぶ。
ふと、こういう高校生活になら戻ってみたいかも、と思った。
いよいよ次週最終話だ。


注① 大事(オオゴツ)とは、熊本弁で「解決に手間のかかる
一大事件のことである。


2011年6月26日 (日)

これが甘草だ

【この記事は、削除されました】

2011年6月25日 (土)

社会を明るくする運動

第61回“社会を明るくする運動”合志市推進大会に
保護司として参加。

社会を明るくする運動については、
法務省のページへ→リンク 

会議終了後、保護司会のメンバーで、
運動啓発用の幟旗を設置。

私は保護司として初めての参加なのだが、
運動が形骸化しているのではないかという意見もある
ムーブメントというのはそういうものだけれど。

保護司の本来の仕事については、
更生保護というチラシにこう書かれている。

「地域での更生保護の活動を担う
民間のボランティアです。
刑務所や少年院から出て『保護観察』を
受けることになった人などを指導し、
相談にのったり、様々な支援をしています。
犯罪をした人の多くは、
生活や精神面で様々な困難を抱えているため、
地域の教育、福祉、仕事等に関わる人たちと
協力しながら活動しています」

更生保護とは、
「罪を犯した人も、裁判を終え、処分を受ければ、
いずれ社会に戻ってきます。
更生保護は、罪を償い、
再出発しようとする人たちの立ち直りを導き、助け、
再び犯罪や非行に陥るのを防ぐ仕組みです」





 

2011年6月24日 (金)

新市と呼ばれて5年が過ぎて次は真摯に向かうとき

 

バックの音楽が素晴らしい。
一連の動画がやっとここまで来たのかと思うと、
ちょっとうれしい。

まずは話題になることが大事だという意味では、
「合志」って書いて「こうし」って読むの。
みたいな知名度アップは必要だと思う。

しかし、私は荒木義行氏が市長を務める合志市の
市議会議員の一人であります。
市長の選挙マニフェストがそう呼ぶに値するものか、
それを問わなければならない立場ですから、
辛口にならざるを得ない。

合志市で、のど自慢大会があったよ、とか
なんでも探偵団が来るよであるとか、
マンガに出たよ。で
ナイーブに喜ぶことが出来た日が懐かしい。

それは性格的なものかもしれない。
素直になれる人ばかりでは
また世の中面白くないかもしれんしね。


ところで私が相当ナイーブ(鈍感の意)だったころ、
映画『タイタニック』が全世界で大ヒットした。
当時は合併前で、合志町の時代。
ヴィーブルで映画の上映会もあったのだけれど、
その年の暮れ、
私はNHKラジオドラマのシナリオ募集に応募した。

どこかにその原稿コピーがあると思うが
(確か、ブログには未収録)、
当時のA町長をモデルに、
『タイタニック』の大ヒットを目の当たりにして、
町長が映画でまちおこしをやろうと言い出したがために、
直接の担当になった企画課の若手職員が、
てんてこまいをするというお話だ。

もちろん見事に選外で、
私の「連戦連敗」記録に地味な足跡を残した。

あのころ、地方自治体のまちおこしを題材にした
小説や映画、ドラマがささやかなブームになっていた。
思いつきはちょっと目を引いたとしても、
そこから完成、あるいは成功への道は、
それはそれは厳しいものがある。
幸運はないことはないが、
何につけても評価されるものしか残らない。

2011年6月23日 (木)

一般質問パート4

3. 公共交通体系の充実 
近隣市町との連携(コミュニティバス等)
 
合志市にレターバスがあるように、
菊陽町には巡回バスがあります。
そして熊本市では政令指定都市で区役所ができることに合わせ、
区バスが導入されることになっています。
各自治体が運営するのですから、
その住民の利便性が最優先され、
コースなど検討されるものと思いますが、
例えば杉並台におけるように
合志市と菊陽町の境界を走る路線もあるわけです。
隣の町や市の住民であっても相互に利用しあうことで、
利用者が増えるならば、わずかでも収支の改善につながると思います。
菊陽町や熊本市と公共交通ネットワークについて
協議する場はありますか。お訊ねいたします。

◆公共交通体系には、
JRや通常の路線バスなどを含めた
ネットワークの整備が必要なのですが、
新たな路線などを考える前に、
いま現在あるバス網を住民のみなさんに知ってもらい、
利用してもらうことから始めなければいけません。

たとえば合志市のレターバスの路線図を
菊陽町役場や町民センターなどに置かせてもらったり、
菊陽町の巡回バスのものを合志市庁舎や
市民センターなどに置くといったことは考えられませんか。

 
 4. 情報公開について 
各委員会、協議会、審議会等の会議記録の公表・公開。
会議の内容がどう施策に反映されるのか。

委員会、協議会、審議会など
市民から選ばれた委員が参加する会議は、全部でいくつありますか。
 
ホームページ上の「審議会」という項目には、
総合政策審議会と自治基本条例推進委員会についてしか
掲載がありません。
その他の委員会などでの会議内容については、
どういう形で知ることができるのでしょうか。

◆市民からの活発な意見を期待するならば、
いまどういうことが協議されているのか、
その状況をオープンにすべきだと思います。
審議会、委員会はその内容によっては
統合すべきものもあるかもしれませんが、
課題ごとに深く掘り下げた方がいい場合もあるでしょう。

市長マニフェストにある
「まちづくりに市民のアイデアを!チーム『宝箱』」であるとか、
「手弁当 合志市が大好き検討委員会の設置」であるとかは、
既にある委員会や審議会が形骸化していたことに対する
ご提案であったのではないかと思いますが、
それならば、現在稼働中の委員会等が
どのようなことを話し合っているのかの
情報提供がなされることが第一ではないでしょうか。

少なくともホームページの第1ページに
それらの情報の見出しが一覧で出てくるような構成が必要です。
むずかしいことではありません。
市政情報の中に「審議会」という見出しがありますが、
そこに全部おさめてしまえばいいんです。
あとの細かいアレンジはさらに検討していただくとして、
あるものでさしあたって間に合わせるという知恵が必要です。
 
5. 市長交際費の公表について。

荒木市長が就任されまして、
さっそくリニューアルされた市長の部屋のコーナーで、
交際費の公開がやっと日の目を見ました。
合志市交際費公開指針及び合志市交際費取扱指針では、
平成18年2月27日以後に支出する交際費について
適用するとなっております。
なぜ1年以上も工事中だったのかお伺いします。

昨年分の公表はどうなっていますか。

交際費をホームページで公開することは、
市長関連の定番メニューですが、
どうしても載せなければならないものだとは私は思いません。
しかしながら公表するとしながら、
1年以上放置されていたことは
スピード感が身上の市長らしからぬことです。


※とにかく今日のところは、
原稿を全文載せてみました。

一般質問パート3

2. 道路ネットワークの充実と交通安全対策 乗用車・トラックの流れや渋滞状況の適格な把握はなされているか。近隣市町との連携。

合志市の人口増加の大きな要因である宅地開発が、いまなお続いております。一気に家が建てこんでしまうということはないかもしれませんが、遠からずそうなることでしょう。
そうなると、いまでも朝のラッシュ時には、市内数多くの交差点、合流地点で起きている交通渋滞が、さらに深刻になることは目に見えています。
 そこで合志市内の主要地点でどのような渋滞が起こっているか、どの程度把握できているか。交通量の調査はどのように行われているかについてお訊ねします。

◆一つ例に挙げますと、以前RKKグラウンドと呼ばれていた、
RKKグリーンパークが不動産業者に売却され、
宅地開発される予定です。
所在は菊陽町、面する道路こそ県道ですが、
お隣同士でお互いに行ったり来たりするわけです。
ゴルフ練習場から曲がって、
すずかけ台方面に抜ける車はたいへん多いです。
もちろん曲がらずに直進してもその先は合志市に入っていきます。
いまさら言うまでもなく、どの自治体が管理するかに関係なく
車はどんどん走るわけです。
渋滞解消はそれぞれの自治体でできることではありません。
県道や国道はもちろんのこと、
近隣の市や町との道路ネットワークに関して、
協議する場は設けられているのでしょうか。

◆渋滞が日常的になると、
いわゆる生活道路というか、
地元の人しか使わないような狭い道にも
通り抜けの車が入ってくるようになります。
歩道設置などの交通安全対策にも
優先順位が出てくるかと思いますが、基本的な方針はありますか。

◆また先日のような大雨になると、
合志市の場合、大きな川がないかわりに
道路が川になるのではないかと思えるほど、
あちこちで一時的とはいえ冠水状態が見られました。
住宅開発が一気に進んだ熊本市の東部地区では、
20年ほど前から問題になった現象です。
道路が冠水すれば、
ただでさえ道路の端っこに追いやられている歩行者は、
車も浸かってしまうような大雨のとき、
川の中を歩くような状態に陥る危険性は大いにあります。
大雨になってから歩いて出かけようとは思わないかもしれませんが、
ゲリラ豪雨とも呼ばれる昨今の集中豪雨は急激に訪れ、
誰彼かまわず、巻き込まれる恐れがあります。
何も車にはねられることだけが交通事故ではありません。

今後予定される土地利用計画では
まず道路ネットワークを第一に考えるべきではないでしょうか。
それも合志市だけではなく、
隣接する市や町との連携が必要になると思います。


※これは、私の一般質問用の原稿です。
答弁は書かれておりません。

一般質問パート2

◆この基本方針は実によくできております。
たとえば、「人材育成基本方針の位置づけ」に
こういう箇所があります。

「今後の自治体職員は、自らが市民ニーズを的確に把握し、
市民が『住んでよかった』と実感できるような行政サービスを
絶えることなく提供できるようにしなければなりません。
そのためには、「市民の視点に立った政策形成能力の向上等、
職員個々のスキル・アップが求められるとともに、
チャレンジ精神に富んだ職員を育てるための職場環境を
整備するなど組織全体のレベル・アップが必要です」
と書かれています。
私が求めていた答えがすでにこの基本方針の中に
反映されていたのでちょっと困りました。

まあ、せっかくですのでもう一つ。
「あるべき行政の体制」にはこうも書かれています。
「『行政は最大のサービス産業である』という視点に立ち、
急速に変化する時代の流れにしっかりと対応するため、
これらを実現できる人材を育成し、
市民満足度を高める仕組みを築いていかなければなりません」
実にすばらしい文章です。

そこで、この基本方針が発表されて1年が経過しましたが、
この基本方針がどの程度実現されているか確認をしたいと思います。
 
全部についてというわけにも行きませんので、
第3章 総合的な人材育成環境の整備
「人を育てる職場環境づくり」の中の
「④学習・研究成果等発表機会の提供」について伺います。
 
参考までに中身は
「自主研究グループ、ボランティア団体、町内会などの活動成果を、
市長等も参加する発表会を通じて、広く庁内に知らしめます。
さらにその内容を吟味し、
業務改善などにつながる事項については、
行政経営へ積極的に取り入れます」となっております。
この項目についての取り組み状況はどのようになっていますか、
お訊ねいたします。

◆このあたりは、
市長マニフェストの「ドラえもんのような職員づくり」で
目指されていたことと、内容的にはほとんど変わりませんし、
市長マニフェストの進捗状況において
「平成23年4月末現在の取組状況」に書かれていることにも
相通じるところがあるように感じられます。

 市長マニフェストに「ドラえもんのような職員づくり」
 という事業があります。その事業説明には
 「色々な視点で物事をとらえ、
 みんなの夢をまちづくりに活かすことのできる行政職員。
 市民の要望に優しく、素直に応えることができ、
 フットワークの軽い行政職員・組織を目指します。
 自由に使える研修費を用意し、自主的な研修に取り組ませ、
 市民ニーズを的確に捉え、
 スピーディな対応ができる四次元ポケットを
 持った職員づくりを目指します」

では次に「どのように職員のやる気を引き出して
効果的な組織運営をはかるのか」ということについてです。
人を育てる人事管理ということで、7項目が挙げられています。

その中の③人事評価制度の導入についてお訊ねします。
これはどこまで進んでいますか。

今後この方針に沿って、
具体策を着実に行動に移していってもらいたいと思います。

一般質問パート1

定例会一般質問。
私の出番は本日午後1時からでした。
コンサートライブの後のように、
終わったあとの解放感と高揚感はいっときで、
すぐに、ああ言えばよかった、こう訊ねるべきだったと、
もう最低な気分が襲ってくる。
いつものように準備原稿をアップします。

ほんとに、変にいじくらず、
原稿のままで行けば、こんな忸怩たる思いを
味わわなくて済むんではなかろうか。
ほんと成長がないな。

1. 職員の人材育成について
 どのように職員のやる気を引き出して
 効果的な組織運営をはかるのか。

◆議席番号5番の上田でございます。
現在、この、先の見えない不況による就職難で
公務員は人気の職業であると言われますが、
何かといえば批判の対象にもなってきました。

仕事をしているように見えないだとか、
何をしているかわからないだとか、
実際は民間企業にしても組織が大きくなれば、
同じように仕事をしているように見えない人や、
何をしているかわからない人も少なからずいるわけです。
立場上反論しにくいのが公務員なので、
ついつい言われっぱなしになってしまうことが多いのでしょう。

先の震災で、役場や市役所職員をはじめ、
自衛隊・警察・消防の活躍が見直された部分も大いにあります。
しかし、やはりそれは現地で大変な目にあっても
頑張っている一部の公務員が個別に評価されただけであって、
やっぱり身近で頑張っている合志市の職員に対する見方が
特に変わったというわけではないと思います。

なぜなのか。理由はいくつもあるかもしれませんが、
もともと目立たないことをやるのが本来の仕事だからです。
公務員の仕事は空気みたいなもので、あって当たり前、
息苦しくなって初めて、空気のありがたさに気づく
というようなものではないでしょうか。

しかしありがたがられるだけが、優れた職員だと
言っているわけではありません。その仕事を選んだからには、
芸術家が作品に向かうように、
またスポーツ選手がよりよい成績を残そうと努力するように、
その仕事にまっすぐに向かうしかないのです。

ただ、まっすぐにその職務に向かうといっても、
昨日と同じことを今日もやればいいのかというと、
世の中の方が毎日変化していきますので、そういうわけにはいかない。

そこで今回、職員の人材育成について、
どのように職員のやる気を引き出すための研修が行われるのか、
またそれをどう組織運営に活かすかについて
伺おうと思っていましたところ、
平成22年4月に「合志市職員人材育成基本方針」が
きちんと打ち出されていたことを遅ればせながら発見いたしました。

まず初めにお伺いします。
この基本方針が作られた経緯を教えてください。



と、こんな具合に始めたわけです。
恥ずかしながら、次にどう繰り出すか、
そればっかりを考えているので、
答弁をメモする余裕なんてありません。

読んでいただければお分かりだと思いますが、
今回は、質問というより、
演説で行こうと決めたのであります。
一般質問なのに、自分の考えをとうとうと述べる。
それは間違っているという考えもありますが、
ある意味、議員にとってはパフォーマンスの場であり、
市長・執行部にとっては、
議員のガス抜きだと割り切っている面もあるような気がする。
それで終わらせないためには、
お互いに相手の意見に真摯に耳を傾けることが必要だ。

【続く】

2011年6月22日 (水)

「消費電力を計算しよう」ふり返り

平成23年度第2回合志市議会定例会
一般質問が今日から始まった。
私は明日の午後1時から登壇するので、
いま気が気ではなく、ブログを更新している場合ではない。
今日の分の感想を書くなんてとんでもない。

原発の事故や稼働停止を受けて、
節電ムードが高まっている昨今、
ふと昔書いた記事を思い出して探してみた。
平成20年3月9日の熊日読者のひろばに
掲載されたものである。
これは携帯から入力したので、
途中で文章が切れてしまっている。
もちろんノリで書いているので、
消えた後半をあとで思い出すわけがない。

「消費電力を計算しよう」→リンク  

いまや、家電の消費量を計測する機器が
偉そうに売られている。
自分の先進性と同時に、
いつも思いつきで終わってしまう、
この飽きっぽさというか、こだわりのなさに
われながら寂しくなる。

人生これでいいのだろうか。

それはそうと、この「晴れ永遠」のカテゴリー、
「リサイクル野郎!」では主に
ごみ問題を始め、環境関連の話題を書いている。
たまに読み返すと、ほんとにわれながら
素晴らしい文章を書いている・・・
こともある。

ネタに困ったら、旧きをたずねるのも手だ。

ただ「消費電力を計算しよう」→リンク
これは「経済・政治・国際」に入れてありました。





2011年6月21日 (火)

輝きの時ストーリーコンテスト

ハイチオールCのキャンペーン事務局から電話があった。
「輝きの時ストーリーコンテスト」で、
「おめでとうございます。CMソングとDVDが当たりました。
つきましては、ご住所とお名前の確認です」と。
番号非通知だったので、怪しんでもよかったのだが、
無防備に教えてしまった。
キャンペーンサイトの応募フォームには
住所入れるところ、なかったっけ?

ひょっとして採用されたのかと思ったら、
応募総数848件の中の抽選による50人のうちの一人。
ただラッキーだったクチらしい。

キャンペーンサイト→リンク 

このCMでは演技力はともかく、長澤まさみが
ブスに見えるので私の中の評価はあまり高くない。
でもまあ、連戦連敗(by安藤忠雄)の私のヒストリーにおいて、
くじ運だけでも良かったということにしておこう。

最終に残った7名と入賞作は、
やっぱりそれなりによく出来ている。
自作を批評するなら、後の祭りだが
テーマである「輝きの時」を考慮に入れていなかった、
という根本的なミスを犯していた。

ラッキーだった!

で、その作品は送るための応募ボタンをクリックした後、
コピーを残していなかったことに気づいた。
よって、手元にもPCにも残っていません。
入選したら、公開されるからまっいいや。
なんて、どこまでおめでたい自信過剰男なんでしょう。

「がんばれば、がんばるとき、がんばっても・・・」
と「頑張る」の変則5段活用が主たるテーマでした。
長澤まさみちゃんが、ちょっとでも笑ってくれたら本望です。
多分予備選考ではねられているとは思いますが。

以上、報告終り。







2011年6月20日 (月)

政治は何のためにあるのか

『ポピュリズムを考える~民主主義への再入門』
吉田 徹著 NHKブックス刊

内容はそれほどむずかしくはないんだけれど、
紹介文を書こうとすると、
ちょっと時間がかかりそうだ。
民主主義の何たるかを突きつめると、
ポピュリズムを単純に否定はできないということ。

議会制民主主義が時代に合わなくなってきている。
そういう指摘に対して、
議員として簡単に反論できない。

いまこそ政治の出番だと思うんだったら、
政治について、みんなもっと勉強しなくちゃいけない。
そういうときにとっても参考になります。

歩道橋の上で

Sn3n04030001_3

一昨日、熊本県立美術館に行った帰り、
歩道橋の上で熊本城を撮った。
この歩道橋は真ん中がが山になっている。
確か昭和40年完成と銘板があったような。
橋の名前ともども未確認。
構図もイマイチだったな。

2011年6月19日 (日)

15キャンドルズ

この夏は全国的に、
電力使用量の15%削減が求められている。
この件に関する政府広報は、これだろう。
「節電-電力消費をおさえるには-」→リンク 

夏期の節電啓発について、などは
それぞれにpdfを開いてみてください。

あんまり皮肉っぽくは書きたくないが、
CO2削減を言い出したときに、
本気で電力使用量削減の数値目標を立てていたら、
総電力需要量は減っていて、
原発依存度は高まっていただろう。
もちろん原発の増設や新規は簡単には増やせないので、
ただ割合が増していたというだけだが。

それはそうとして、
地球温暖化だけが原因かどうかは不明にしても
つい異常気象と呼びたくなるような
巨大竜巻だとかハリケーンなどの被害は
増えているようなので、
やっぱり被害者意識だけに訴えるのではなく、
あなた方、みんな加害者になる可能性もあるんですよ、
という表現で行くべきだと私は思う。



ちなみに環境省には「チャレンジ25」という
温暖化防止のための国民運動のページ→リンク 
というのがある。
節電については似たようなものなのに、
経済産業省と一緒にがんばろう日本的になってないところが、
全体主義的でなくて安心する。
なんて評価を国民は下すだろうか?

※カテゴリー「リサイクル野郎!」は、
ごみの減量、リサイクル関連を環境問題まで広げて、
一つにしています。










 

2011年6月18日 (土)

涙のリクエスト

以前のリンクが削除されていたので、
三度目です。
たまに聞くといいね。

チャーリードアの「涙のリクエスト」

歩道橋から

歩道橋から

坪井川。泥水。

2011年6月17日 (金)

合志市音頭を試聴する

合志市ホームページに
合志市音頭がアップされていたので、
さっそく貼り付けました。

はい。いろいろな意見はあると思いますが、
選挙と同じで、入選・採用されたものがすべてです。

合志市の合志は「こうし」と読みます。
歴史的には「革石」などと表記されていたらしいので、
「志を合わせる」と書くのは、
どこかの時代で、誰かが粋な当て字をしたのでしょう。
そういう歴史的文化的な配慮がないまま、
「志を合わせる」が独り歩きする状況を
私は憂えるものです。

東日本大震災以降、
「心を一つに」とか「がんばろう日本」などの標語が
巷にあふれたわけですけれど、
私は偏屈オヤジなので、
「ちょいと待てよ」と言いたくなります。

偏屈はストレッチングだ。
心もからだも頭も鍛えよう。

2011年6月16日 (木)

熱海焼生姜煮

熱海焼生姜煮だそうです。
名前と「うんめぇ~っ!! もしかして天才? 」
とだけメールが来ました。

Img_0250_2

黒っぽいのは、梅干しかと思ったら、
生姜だったのね。
生姜はからだを温めるので、
高機能食品です。
熱海焼で検索したが、ヒットせず。
オリジナルネーミングか。
なんか見ただけで作れそうですよね。

失礼。



メード・イン・ジャパン

5月19日の熊日夕刊。
連載中の「食品表示つまみぐい」のライターは、
吉田利宏さん。

「(食品表示は)『安全な食品を選ぶため必要だ』
との意見もありますが、それは違います。
安全でない商品はそもそも流通させないことが
大切なのです。
原産地表示は、品質を伝える必要性から
考えなければなりません」

つまりだな。義務とか仕方なしではなく、
ブランド構築にどんどん食品表示を
利用すべきなのだ、ということもできるか。
ただ、ブランドというのは、
ネームヴァリュー(名物という名の名声)だけの
問題ではないし、逸話性に寄りかかってもいけない。

5月17日の熊日夕刊。
玉村豊男さんの連載「隠居志願」から。
この部分だけ抜き出しても誤解されるので、
熊日夕刊を購読ください。
確か朝刊にコーヒー1杯分追加するだけだと
そういうキャッチフレーズだったぞ。

「この歳になると、
新緑の美しさがいっそう目に沁みる。
新緑は、冥土の旅の一里塚・・・。
萌え、といっても、
冥土はメード喫茶のメードではない」





2011年6月15日 (水)

パイロットにつれてって

Img_3645

ドラマなどで、
動物と子役には勝てないとよく言われる。
この手は「セント・マルモズ・ファイアー」→リンク 
のときに使ったばかりだが、
他にテレビでは料理という手もある。

そういうわけで、
友人の知り合いにダブリューという人物がいて、
人生における諸般の事情により
自分のために自分で食事を用意しているそうだ。

途中省略したので、
わかりにくかったかもしれませんが
その「せっかくの人生だからエンジョイしよう」という
幸せのレシピをみなさんにもお分けしたいという
ささやかな企画がこれです。

呼び名>冷凍ミックスベジタブルたっぷり
      イカのくんさき炊き込みご飯
解説>イカのくんさきは酒のツマミの余りだそうです。

カテゴリーを「わはは★本舗」にしようと思ったが、
今回はお試しセットなので、日記に入れておこう。

お茶碗は結構有名な映画の小道具に
その作品が使われたこともある、また別の友人の作
ということです。つけ加えます。





2011年6月14日 (火)

忘却のこちら側

先週の土曜日、
豪雨の中、レターバス右回りに乗って、
再春荘病院前で降りたのはいいけれど、
もちろん外は土砂降り(「チューチューガタゴト」by細野晴臣)
恵楓園までずぶ濡れ。

正門を入ると、
父の背中におぶられて病院に連れて行ってもらったことを
思い出していた。
あれは、いまは菊池養生園になっているが
昔の菊池病院だっただろうか。
再春荘だったかもしれない。
幼いときは体が弱かったから。

小学4年生の秋、
母方の祖父が交通事故で亡くなった。
誰が名付けたか、交通戦争と呼ばれた時代。
祖父は太平洋戦争で、左太ももの内側に
砲弾の破片を被弾して、傷痍軍人となった。
生きて帰れたけれど、
まさか交通戦争の犠牲になるとは
思わなかっただろう。

当時は、夕方のニュース番組の最後に、
全国の交通事故件数とその死者の数が、
まるで天気予報みたいに流されていた。
私は三人きょうだいだったけれど、
交通事故死者がゼロのときは、
妹弟三人で、良かったねって心底喜んだものだ。
もうみんな忘れていると思うけれど、
昭和40年代は、そういう時代だったんだよ。

昭和45年には、16,765人が交通事故で亡くなっている。
1日45.9人。


5月16日の熊日夕刊「雑誌コンシェルジュ」は、
文芸誌「文藝」の高木れい子編集長。
インタビューで触れられるのは東日本大震災のことだが、

「言葉には人に力を与えるという側面もあるけれど、
忘却と戦うという力も大きい」

「絶対に忘れてはいけないことが風化しそうになったら、
長期的なスパンで言葉が戦わなければいけないと思う」

忘れてはいけないことは、
世の中に一つや二つではない。



交通戦争もので忘れられないのは、
雑誌「ボーイズライフ」に連載されていた公募ページ
「1000字コント」の入賞作か佳作だったか。
ある未来のどこかの世界での話。
子どもがおとなになるために
どうしてもくぐらなければならない難関があった。
それはクルマがノンストップで何十、何百台も往来する
目の前のとてつもなく広い車道を
無事に向こうまで渡りきるという儀式である。
一応途中には安全地帯という島が用意されてはいるが、
ずっとそこにいるわけにはいかない・・・

この理不尽な不条理な設定。なんか見覚えが・・・
そう後年話題を呼ぶことになる『バトル・ロワイアル』
と基本的にはおんなじ。
そういう話は誰でも思いつくんだろうね。



2011年6月13日 (月)

ボランティアガイド認定

6月11日土曜日

第4回恵楓園ボランティアガイド養成講座
                   2日目

1.ハンセン病国賠訴訟について
               弁護士  馬場啓さん
               自治会  志村康さん

 らい予防法廃止後、国の責任の明確化を問うために
 提訴された訴訟。
 入所者には、これまでのように家族・親族に
 迷惑がかかるかもしれない。あるいは、
 園を出なくてはいけなくなるのではないかという不安があった。
 しかし、国に謝罪を求め、名誉と人権を回復するためには
 損害賠償という形しかないのも事実。
 熊本地裁での勝訴、国の控訴断念。
 真相究明を再発防止につなげなければならない。
 なおも残る差別や偏見は、
 形を変えて、また起こり得る。
 このことを語り継ぐことが必要である。
 
2.ハンセン病隔離政策の被害
               自治会 阿部智子さん
               弁護士 国宗直子さん

 日本におけるハンセン病隔離政策は、
 行政だけではなく、無らい県運動のように
 市民を巻き込んだことに特徴がある。
 ハンセン病を伝染病として隔離する反面、
 遺伝病とも規定する矛盾。
 そのことで断種・堕胎が公然と行われていた。
 療養とは名ばかり、満足な医療も行われなかった。
 治癒、退所、社会復帰の道は険しく、
 特効薬が開発されたあとも続く。
 
 人権侵害に対する慣れが、被害を無意識化する。

 
手帳のメモを文章にまとめようとすると、
どうも言葉が足りない。
先輩ガイドの方の話しぶりを聞きながら、
見学者を実際に案内することで、
きちんとガイドできるようになりたいものだ。

入所者の平均年齢80歳。何とか間に合った。
将来構想を園の広大な土地の有効活用としか
考えることができない人は多いと思う。
取り返しがつかなくても、歴史は歴史として
そこにある。

国賠訴訟の控訴断念の決断は
ときの宰相小泉純一郎によってなされた。
過去には厚生大臣だったこともあるが、
パフォーマンスという側面もあったのではないかと
思っていたが、国宗弁護士によると、
らい予防法を放置した国会の責任も問われていた上、
協力してくれそうな人にはすべて
弁護団でお願いしてまわったとのこと。
それくらい控訴阻止の勢いは強力だったということだ。

豪雨のため、施設見学は、
資料館での研修に変更になった。

夜、すでに活動中のボランティアガイドのメンバーや
入所者の方たちとの懇親会に参加。
友人の齋藤真くんは、ハンセン病市民学会の事務局次長だが、
講座修了は同期になりました。

2011年6月12日 (日)

議員活動レポート

6月8日水曜日

一起会。
4月に改選があったので、今期改めて
議員勉強会を立ち上げることを話し合った。

名称はそのまま残すことにして、
会長を尾方議員に、
私が事務局会計をやることに。

来月は長洲町に研修に行くことに決定。


6月10日金曜日

平成23年第2回定例会開催。

初日は議案の上程と日程の確認。
本会議終了後の全員協議会の議題。

(1)指定管理者更新について

健康福祉部所管施設
 「ふれあい館」
 ①合志市保健福祉センター「ふれあい館」
 ②合志市ふれあい館子育て支援センター
 ③合志市西児童館

 「合志市老人憩の家」

 「合志市福祉センター みどり館」

基本的方針は、平成24年4月1日からの5年間、
社会福祉法人 合志市社会福祉協議会に
引き続き管理運営を任せたいということ。

2003年の地方自治法の改正で、
直営か、指定管理かの選択をしなければならなくなった。
市長も言っていたように、
指定管理者制度が良いかどうかは判断が分かれる。
元々行政のスリム化や天下り防止という側面が
あったようだが、
ワーキングプアという言葉が市民権を得てからは、
形を変えた官制ワーキングプアの要因という見方もある。

総合センター「ユーパレス弁天」

こちらは、いわゆる三セク。
平成24年度から25年度にかけて、
大規模改修工事が予定されているので、
平成24年4月1日から2年間に期間を限定するということで、
合志市としては、非公募で引き続き、株式会社にしごうしを
指定管理者にするのが適当だとする方針だ。
但し、議会での決議が必要となる。


人事案件と下水道施設の改築及び建設計画についての説明の後、
市長マニフェスト進捗状況についてのまとめが配られた。

選挙マニフェストの評価については、
数値目標とその進捗度、達成度が
同じく数値で評価されるのが一般的である。
市長は説明資料を公表、配布も考えているようだが、
漠然とこれこれをやりましたと書かれても、
それを以て、市長のマニフェストの実現性を
きちんと評価するのは、ちょっとむずかしい。

私は一般質問において、
マニフェストの評価はどうするのかと、訊ねたこともあるので、
1年目にして、進捗状況の報告がなされたことは評価するが、
マニフェスト自体が、そう呼ぶに値するものであったのか
それをまずは自己採点してほしい。

2011年6月11日 (土)

スピーチバルーン

リンク: 村上春樹が東電と「効率社会」批判 スペインでのスピーチ内容に賛否両論 - 速報:@niftyニュース.

地元熊本日日新聞も共同通信に通信網に参加しているので
(毎日新聞も今や、その一翼)、今日の朝刊に
全文が掲載されていた。
最初、その話を聞いたとき、
今更そのスピーチにどんな意味があるのか、
と思った。
しかし、だんまりを決め込むには、
事はあまりにも大きい。
賛否両論は当然予測されるが、
それでもあえてこの時期に(時期については、
ちょうど受賞という節目がそれに当たる)、
意見を表明することについては、
そしてその内容に関しても、熟慮されたものと思う。
適当だったかどうかは別問題けれど。

ひとことで言えば「コミットメント」。
村上春樹が作家として活動を続けるためには、
それをやらなければならなかった。

村上春樹の意見表明に対して、
私たちはそれぞれの考えを申し述べるべきだ。

ただ私としては、いま特に書くことはありません。

2011年6月10日 (金)

かあさん、あのぼうしはどうしたんでしょうね

地球温暖化防止のために
二酸化炭素を削減しようという趣旨に
反対な人は、はっきりそう言わなくちゃいけない。
もちろん、地球温暖化防止と
二酸化炭素の削減が必ずしも結びつくとは言えない、
という考えもあるので、
二酸化炭素を悪者にするなという
炭酸飲料メーカーがあってもいい。

しかし、大震災と原発事故という国難
(実際は世界難の様相もあるが)があって初めて、
節電に取り組むなんて、遅すぎる。
危機という名の匕首(アイクチ)を
のど元に突きつけられなければわからないとは、
わが身も含めて情けない(嘆

本日より、平成23年度第2回定例会が始まった。
今年は厳密に庁舎内28℃の温度設定をやるようだ。
よって市議会も、議場でのノーネクタイ、
上着を脱ぐことを認めることになった
(但し、入場のときは上着着用)。

思えば、小池百合子氏が環境大臣のときに名づけられた
「クールビズ」。(ウィキペディアの記事は力作→リンク
私は、どうも経済対策を伴うキャンペーンにしか思えず、
「馬鹿言ってんじゃないよ」という態度をずっと取ってきた。

社会人として一定の理解は示すものであるが、
何度も書くように、私はある意味、原理主義者なので
表面的な装いであるとか、浅薄な迎合を嫌うものである。
本来の意味、動機などを十分理解した上で、
行動してもらいたい。

それはともかく、
熊本県民は、元祖クールビズの元熊本県知事、
故福島譲二氏のことを今一度思い起こそう。
そして県庁内で、室内環境悪化のために
一時的にせよ、事務効率が(多分)落ちたことを
思い出さなくてはいけません。

昨年、一起会で熊本県庁を訪れたときの記事→リンク

被害者意識ではなく、今こそ
地球温暖化防止と省エネルギーについて、
きちんと考えなくてはいけないと思いませんか。









2011年6月 9日 (木)

晩飯はいらない(戦争は知らない)

NHK朝の連続ドラマ「おひさま」は、
正面切って反戦を訴えているわけではない。
日本が国家として戦争を始め、
国民の誰もがそれぞれの形で、
協力せざるを得ない状況になって行く時代のことを
普通に描いているだけである。

井上真央が主役と聞いて、
あまり期待はしていなかったのだけれど、彼女
いつのまにか、演技が出来るようになっているではないか。

今朝の回は、「あさイチ」の有働由美子アナを
大泣きさせてしまった。
番組が始まってもボロボロ。
それを見て、こっちまで・・・
加齢とともに、感受性が柔軟なのではなくて、
単純に感情のコントロールが利かなくなるらしいから、
かなりヤバいかもしれない(有働さんのことではない)。

今日は、熊本出身の高良健吾君演ずる和成が
出征する朝のエピソード。
両親に行ってきますと挨拶すると、
母(樋口可南子)は「帰りは?」と聞く。
返事は「遅くなる」
そして父は蕎麦屋の主人なんだけど「晩飯は?」と。
それを受けて息子は「いらない」

もうそれだけで、
言ってはいけない言葉があったあの時代。
それを慮りながら、日常の言葉に込められる
親子の情の、その奥行に胸を衝かれる。

そこまでで、もう泣ける準備はオッケーだったのに、
妻陽子は学校で、オルガンを元気よく踏みながら、
「兵隊さんのおかげです」と
子どもたちと一緒に歌ってるんですよ。
その理不尽さ。
こりゃ一見能天気に見える女優でなければ、
伝えられない深みというものがあるのか。
それを見越してキャスティングされたのか。

実名を出して悪いけれど、
中曽根康弘氏は、原発推進の先鞭をつけたと
そういうことになっているが、
日本が戦争を始めた理由や負けた原因を分析し、
エネルギー資源ををいかに安定的に確保するか、
また冷戦下に、どうやって日本の安全保障を図るかを
当時考えられる範囲で、熟慮した結果だったと思いたい。
アメリカの戦略に乗ったというのは簡単だが、
いま想像しうるようなことを、当時の政治家や実業家が、
きちんと把握できていたとは、到底考えられない。
人間ってそんなに頭がよくないからこそ、
なんであのとき、あんなことやってくれたんだろうと、
後世の人々にあくしゃ打たれるのだ。
 ※「あくしゃ打つ」とは熊本弁で、
   ほとほと愛想を尽かすことの意です。

話は横道にそれたが、
それにTwitterでつぶやいたことを繰り返すことに
若干バツが悪いけれど、
この「おひさま」の戦争に対する姿勢を見ると、
これは戦争を知らない「子供たちと孫たち」が作った
初めての反戦ドラマなのではないかという気がした。

ちょっとかっこつけただけですけど。

やっぱり戦争はいかんです。
それを忘れたらいかんです。



2011年6月 8日 (水)

セント・マルモズ・ファイアー

阿部サダヲは、ワンパターンだという人、
多いと思います。
でも、相手役次第では、
あ、こんなの初めてだ!とか思ってしまう。
それを人は個性と呼ぶのだ。

TBS系の注目ドラマ「JIN」を
視聴率で抜きそうだと話題のドラマ、
その名も「マルモのおきて」→リンク
子どもと動物が出るドラマにハズレなしと
よく言われるのですが、
両方、それも子どもは男女双子。
これでコケるようなドラマを作るプロデューサーは、
おそらくこの世に存在しないであろう。
つまり、当たって当たり前。
その上、NHK朝ドラ「てっぱん」に因んで、
と私が言うだけだが、
エンディングテーマは、ダンス付きである。
これをさほどお金をかけてないで作ってしまう、
やっぱり人間頭を使わないといけません。

週刊朝日6月10日号の記事で、
今井舞さんが、コメントを寄せている。
はっきり言って、記者が適当に端折ったから、
こういうコメントになったと思われれるので、
今井舞氏に代わって、抗議の意味で引用する。

「『マルモ』は『JIN』と真っ向から勝負したら負けるから、
『JIN』を見ない人は誰か?を逆算して、
完全に子どもだけをターゲットに絞ったドラマですね。
ただ、主演の芦田愛菜ちゃん(6)がカワイイから、
大人もつい見ちゃう。
『JIN』は録画して、『マルモ』は子どもと一緒に
っていう人が増えているのかも」

まず日曜の夜9時から10時に、
少なくとも小学生にテレビを見せてはいけません。
月曜日のために、9時には寝せなければならない。
だから、最初から子どもを狙ったとしたら、
それはフジテレビは教育上よろしくないことを
平気でやっていますと宣言しているに等しい。

本来「マルモのおきて」のようなファミリーコメディは、
TBS日曜劇場の持ち味なのだ。
そういう意味で、「JIN」の逆張りをやっておる。
「完全に子どもだけをターゲットに絞っ」ているのだったら、
重ねて書くが、フジテレビは世間様に申し開きが出来ない。

今回の続「JIN」が弱いのは、
NHK大河ドラマ「龍馬伝」で、
一応坂本龍馬の人生を最後まで見ちゃってるからね。
それにSF的興味は、あんまり引っ張られ過ぎて
薄らいできてしまっている。

芦田愛菜ばかりが注目されるのもどうかと思う。
男の子、鈴木福の存在がなかったら、
これほどまでに楽しくならなかったに違いない。
毎回見てる人は、
ね、みんなそう思うでしょ?

タイトルの「マルモのおきて」の「おきて」がまた良いし、
マモルの勤め先が文房具メーカーだっていうのもいい。
往年のコメディ「スチャラカ社員」をなんとなく思い出す。
なんて言っても、通じない人が多いだろうけど。



2011年6月 7日 (火)

全然善

5月8日の熊日「くまにち論壇」。
埼玉大大学院客員教授 水野和夫氏。

「近代は前進することが善であるという
価値観に凝り固まっている」

「前進するということは、
新たな市場を発見することであり、
そこに価値あるものを見出すことで
利潤を極大化することができた。
前進することが進歩だったのである。
立ち止まって、何のために前進、進歩するのかを
再考しなければならない時期に来ている。
前進は善であるという価値観さえも
疑う必要がある」

私は成長を疑っていた。
経済成長が善であっていいのかと。
でも、人々の暮らしが豊かになるには、
最低限の成長は必要なのだ。



「人間以外の動物は、
自分がつかまえて食う動物に対する影響はあるだろうが、
それ以外の動物や環境に対する影響はあまりない。
少なくとも環境を変えようとは思っていない」

「ほかの動物が生きているということを、
いちいち考えている動物はいない。
ところが人間は考える」

「動物も生きている、人間も生きている、
なんて考えはじめたら、
それ自体もうすでに素直なことではなく、
人間中心主義になっている」

 『世界を、こんなふうに見てごらん』より。
   日髙敏隆著 集英社刊

世界をそんなふうに見るなんてことを、
まったく考えずに生きていける人は、
あらゆる意味で幸せだと思う。

やっぱりこの地球上で
人間として生きているのは後ろめたいところもあるが、
差し当たって、その自覚があるということで
お赦し願いたい。


2011年6月 6日 (月)

2008年6月8日午後12時33分

この本を読もうと思ったきっかけは、
映画監督・作家の森達也氏の書評だ。
4月24日の熊日読書欄にあった。

忘れることはなくても、もうこの事件のことを
思い出すことはなくなっていた。
だから、「わかりやすい構図を、中島は何度も
『弾と引き金』の関係になぞらえ、
引き金ばかりを探そうとする姿勢を断固として拒絶する」
と紹介された本書を読んでみようと思った。

随所に加藤による掲示板への書き込みや、
本人を知る人の言葉が引用される。
頭がよくて、仕事もできる。
でも、こらえ性がないというか、ときどき切れてしまう。
そんな若者は別に珍しくもないと思うが、
だからこそ、誰が起こしてもおかしくない事件を
ついに決行してしまった加藤という青年のことを
もっと知りたいと誰でも思うのだろう。
でもわからない。
結果が残っただけだ。

著者の構成力はたいしたものだ。
止められないとわかっている
犯行へと突き進む様子、
いや、決して一直線に突き進んだわけではないところが、
丹念に描かれるだけに、あまりに映画的である。

誰かの力で、どこかで引き止めることが出来たかもしれない。
しかし、加藤智大を止めることは出来なかった。
それだけしか言えない。
またいつか同様の事件が起きるかもしれない。

20代のころの自分を振り返っても
いまここに、こうしていることが奇跡みたいな気もする。
ただ謙虚に、世の中のことを考えよう。

因みに、2008年6月26日に
秋葉原事件について書いた記事がある。
タイトルは「アラジン」で→リンク 
われながら、相当な皮肉屋である。



『秋葉原事件 加藤智大の軌跡』
中島 岳志著 朝日新聞出版 1400円(税別)


「独立記念日」制定を

4月29日の熊日「情報交差点」に
この春、東京に転勤した前田克記者が書いていた。

「自民党国会議員約70人で作る議員連盟が28日、
国会内で初集会を開き、
4月28日を『主権回復記念日』と定め、
『終戦記念日と同じ自国を考える日にしよう』と訴えた」

1952年のこの日、
戦後、日本を占領していた連合軍総司令部(GHQ)が
廃止されたので、「独立記念日とも言うべき日」だと、
議連会長の野田毅衆院議員(比例九州)は
かなり本気らしい。

集会には、谷垣禎一自民党総裁や
中曽根康弘元首相も駆けつけた。
「GHQ廃止60周年となる来年は
『ぜひ政府主催で記念行事を』と鼻息が荒かった」
と記事にある。

「鼻息が荒い」という形容は、
興奮した馬を連想させる。
常套句として、ついうっかり使ってしまう表現だ。
それをあえて用いた前田記者の視線の冷たさを
私は感じた。

5月1日の「くまにち論壇」では、
北海道大大学院教授(政治学) 山口二郎氏が、
「政治家は何をすべきか反省を」と書いている。
もちろん、自民・公明党が、
内閣不信任案を本気で提出するずっと前のことだ。
NIEが真に必要なのは、国会議員だろう。

「政治家というのは権力を追及する動物である。
与党の中には
次の宰相になりたい政治家がいるのが当然だし、
野党は常に政府を攻撃し、
政権を奪還することが任務である。
だが、権力闘争にも時と場合がある。
家族が瀕死の状態にある時に
夫婦喧嘩をする人はいない」

「政治家の役割は、被災者の救援、
復興のための法律や予算を速やかに決定し、
実行することである」

「本格的な復興策や
原発事故の補償の仕組みを確立することは、
来年の通常国会までかかる大仕事である。
それが終わるころには、民主党も自民党も
代表、総裁の任期切れを迎える。
あと1年少し権力闘争を停止し、
震災対策の目処がついたところで
心おきなく権力闘争すればよい」

もちろん菅直人首相に対して
最後に苦言も呈している。

先に戻るが、
GHQ廃止によって主権を回復したのは、
誰なのか、とか
議員連盟参加の議員たちにとっての主権とは、
いったい誰のことを念頭に置いているのか、など。

ただ、それは地方自治体でも言えることだが、
国民(住民)の意思に添うのが政治家か、
政治家が正しいと信じる方へ、
国民(住民)を導くのが政治家なのか。
そのどちらもあり、なのだろう。

ついでながら、わが国最初の原子力関係予算を
中曽根康弘氏らが国会に提出し、
スルッと通してしまったのは、1954年のことである。











2011年6月 5日 (日)

ボランティアガイド養成講座

6月4日土曜日

国立療養所菊池恵楓園にて、
ボランティアガイド養成講座受講。

今回が4回目で、合計155名の方が認定され、
これまでに、239団体9,920名を案内している。
以前は、入所者自身が案内していたが、
平均年齢80歳を超え、
それも困難になってきたため、
ボランティアガイドを養成することになった。

昨年は、日程が合わず断念したが、
全部いっぺんに受講しなくても、各講座ごとに
終了印がもらえるので、
早く始めておけばよかった。

正直言うと、今年参加したのも、
地元合志市の市議であるからには、
知識としても当然学習しておくべきだと思ったからだ。
講座参加者には、もちろんそういう方もいる。
しかし、話を聞くうちに、これは時間が許す限り、
実際にガイドを務めなければいけないなと覚悟した。

第1日目は、
開講式に続き、オリエンテーション。

10:00~12:00 ハンセン病の歴史  
              北岡秀郎さん、杉野さん

 明治初期の医者の認識としては、
 それほど簡単にうつるものではなく、
 栄養・休養を与えれば治るものだとされていた。
 かえって梅毒の方がやっかいだと。
 ただ、日清・日露の戦争を通じて、
 世界の一等国の仲間入りをしたと自負するわが国で、
 浮浪患者が大っぴらに外国人の目に触れることが、
 困りごとだったのではないかと。

 1907(明治40)年、「癩予防に関する件」で隔離政策開始。
 1931(昭和6)年、柳条湖事件。「癩予防法」制定。
          最初の無癩県運動。
 歴史の転換点に、ハンセン病に対する隔離が強化された。

 1953(昭和28)年、「らい予防法」制定。
        優生保護法(昭和23年)に掲げられた条項。

13:00~14:30 ハンセン病の医学
           菊池恵楓園副園長 野上玲子さん

14:45~16:45 ハンセン病療養所の将来構想
              遠藤隆久さん、志村さん


次回は、6月11日土曜日。

ハンセン病啓発事業講演会

6月3日金曜日 
合志市総合センター“ヴィーブル”文化会館

講師  井上 佳子さん
    (RKK熊本放送テレビ制作部ディレクター)

演題「内なる差別性を問う
    ~ドキュメンタリー取材の現場から~」

定員約600名の文化会館に、約400名ほどであったろうか。
合志市職員の、それも幹部の出席率高く、
なかなか良い心がけだと感心したが、
職員とて一人ひとりは市民なのだから、
職員が参加したと見るのは偏見かもしれない。
市の人権啓発事業ではあるが、
合志市外からの参加者も歓迎すべきだと思う。

荒木市長の挨拶に
「まずは『知る』ということ、
そしてハンセン病者の立場を自分のこととして考える
『気づく』ということにつなげてほしい」
というような言葉があった。

井上さんは、番組制作の取材を通して、
自らが所属するマスコミ、メディアの報道姿勢そのものを
問い直すことになったようだ。

「内なる差別性」は誰にでもあるのが普通だと私は思う。
「なぜ、差別感情を持つか」ということを突きつめれば、
アイデンティティーを確立するときに、
比較する他者が必要な場合も考えられるのではないか。
自分の幸福度を測る物差しが、
他人の不幸であるのは珍しいことではない。
それをどう克服するのか、
どういう状態を以て克服したと言えるのか。
まさに問い続けるしかない。

井上さんは、自戒を込めて、
送り手が伝えたいことを伝えるのがメディアだと言う。
だから疑ってかかるべきだと。
でも、なんらかの思い、主張を伝えることを
生業(ナリワイ)としているのだから、
信念を持って、伝えたいように編集するという
自負の心もあるのだろう。



2011年6月 4日 (土)

イルミネーション&ほたる祭り

イルミネーション&ほたる祭り

合志市上庄の寛永堀の
イルミネーション。
年末年始のイベントだったのですが、
今回はホタル祭りと共催。
お互い打ち消し合うかと思いきや、
棲み分けがきちんと出来ていました(笑)

写真には写ってませんけど、数えきれないくらいには
たくさん飛んでました、蛍。

2011年6月 3日 (金)

透視と内視鏡

4月28日の熊日「健康・福祉」欄。
胃がん検診について、
「厚生労働省は、バリウムを飲むX線検査(胃透視)が、
死亡率減少につながる有効性がある
唯一の検診方法としている」
とあった。

「胃内視鏡検査(胃カメラ検査)が有効性があると
されていないのは、死亡率減少効果がいまのところ
認められないこと、
カメラを操作する医師の技術の標準化が難しいこと、
などのためである」
と書いてある。

それでは、バリウム胃透視で、要精密検査と判断されると、
普通胃カメラを飲むことになる。
まあ、それは医師が念を入れて見るだろうから、
かなり効果的と言えるのだろうか。
がん検診を信じない人も結構いるが、
流れ作業でこなされる検診では精度が低い
ということなのだろうか。

「カメラを操作する医師の標準化が難しい」とは、
以前、大腸内視鏡検査を受けたときに
とある大病院で、ほんとに痛い目に合ったので、よくわかる。




2011年6月 2日 (木)

インクロージャー・ディスクロージャー

『囲い込み症候群―会社・学校・地域の組織病理』
太田 肇著 ちくま新書刊

その昔ネットサーフィンという言葉が流行った。
今回はライブラリーシェルフサーフィン、
つまり図書館の書棚を何気な~く見ていて、
ふいに手に取った本である。
2001年12月発行なので、あれから10年、
人類の歴史は大きな波をいくつもかぶった。
とはいえ、10年は10年でしかないのだが。

もう返却したので、大ざっぱなことしか書けないが、
会社の組織や、PTA、自治会活動などが、
既成の枠組みの中に囲い込まれ、
本来の役割を果たしていない理由についての分析である。
なにぶん10年前のことなので、
やっぱり年功序列がまだ確たるものとされている。
その後のライブドア事件や派遣切りなんて
予想もつかないころの話だなあ、と変な感慨。

ちょうどその前に『勤めないという生き方』という本を
読んでいたが、時代的にはさかのぼる形か。
6月議会の一般質問で、
市職員のモチベーションアップ(やる気を引き出す)や
そのためのインセンティブ(馬に対するニンジンみたいなもの)を
市長がどう考えているかについて聞く予定なので、
多少参考になった。

2011年6月 1日 (水)

事故は起こり得る

4月27日の熊日に
フランス放射線防護原子力安全研究所(IRSN)の
ジャック・ルピュサール所長のインタビューがあった。

「われわれの原則は(放射線量など)観測数値に頼らず、
(あらかじめ精度を高めた)事故の予測モデルから
先行きを予測するというものだ。
(現況を見極めようとして)観測データに頼ると対応が遅れる。
それは大学研究者のアプローチだ。
冷却機能喪失の情報があれば、
今後何が起こるかの予測に実測値は必要ない。
これは文化の相違だと思う」

ほとんど引用になるが、
「フランスの原発は、
事故の際に原発から20㌔圏内の住民の避難ルートや、
通行止めの地点を含む想定図を準備している。
住民は安定ヨウ素剤を常時備蓄しており、
時々住民も参加する避難訓練を行う。
原発は安全だが、事故は起こり得る。
これもわれわれの原則だ」

フランスの原発に対する基本的な考え方に感銘を受ける。
当たり前のことじゃないかと言ってしまうこともできるが、
それが「文化の相違」というものなのだろう。

またこうも言っている。
「福島の場合、テクノロジーへの過信があったと思う。
フランスは(事故は起きるとの前提で)
想定モデルの開発に巨費を投じているが、
日本には同様のモデルがない」


「文化の相違」とか「テクノロジーへの過信」は、
何も原発に限らないのだということを
よくよく考えなければいけない。



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