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2011年6月 6日 (月)

2008年6月8日午後12時33分

この本を読もうと思ったきっかけは、
映画監督・作家の森達也氏の書評だ。
4月24日の熊日読書欄にあった。

忘れることはなくても、もうこの事件のことを
思い出すことはなくなっていた。
だから、「わかりやすい構図を、中島は何度も
『弾と引き金』の関係になぞらえ、
引き金ばかりを探そうとする姿勢を断固として拒絶する」
と紹介された本書を読んでみようと思った。

随所に加藤による掲示板への書き込みや、
本人を知る人の言葉が引用される。
頭がよくて、仕事もできる。
でも、こらえ性がないというか、ときどき切れてしまう。
そんな若者は別に珍しくもないと思うが、
だからこそ、誰が起こしてもおかしくない事件を
ついに決行してしまった加藤という青年のことを
もっと知りたいと誰でも思うのだろう。
でもわからない。
結果が残っただけだ。

著者の構成力はたいしたものだ。
止められないとわかっている
犯行へと突き進む様子、
いや、決して一直線に突き進んだわけではないところが、
丹念に描かれるだけに、あまりに映画的である。

誰かの力で、どこかで引き止めることが出来たかもしれない。
しかし、加藤智大を止めることは出来なかった。
それだけしか言えない。
またいつか同様の事件が起きるかもしれない。

20代のころの自分を振り返っても
いまここに、こうしていることが奇跡みたいな気もする。
ただ謙虚に、世の中のことを考えよう。

因みに、2008年6月26日に
秋葉原事件について書いた記事がある。
タイトルは「アラジン」で→リンク 
われながら、相当な皮肉屋である。



『秋葉原事件 加藤智大の軌跡』
中島 岳志著 朝日新聞出版 1400円(税別)


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