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2011年3月31日 (木)

てっぱんの重み

今日の熊日夕刊の「深よみTV」に、
NHK連続テレビ小説「てっぱん」について、
放送作家の山田美保子さんが書いている。

「あらためて『てっぱん』は、
朝ドラらしいドラマだったと思う。
普通の人たちの日常を描き、
そこにはお互いを思い合う心がたっぷり詰まっていた。
そんな人間関係の温かさは、
震災で不安を感じている視聴者を
癒してくれたのではないだろうか」

おばあちゃんが覚書を書いた日付は、
平成22年10月だった。
このことは偶然とはいえ重要である。
これが、平成23年3月11日以降の日付であったら、
いくらフィクションであるとはいえ、
まったく別の世界の話になったことだろう。
つまり、この阪神以後、東北以前という偶然が、
このドラマを不思議な均衡の上に成り立たせている。

半年で終わらなければならないので、
よく考えれば、ずいぶん荒っぽい省略もある。
あかりが、自分が両親の実の娘でないことを知って、
あんなにも簡単に納得するものか、とか、
実の父親が、あっさりアメリカに帰ってしまうのも、
なんだかなあ、と思わざるを得ない。
しかし、それらは数多ある仕掛けの一つひとつに過ぎない。

我われが確固としたものと考えている日常も
実は(「一瞬に」は大げさだが)、
およそ数時間で壊れてしまうこともある。
おとなになるまでには、また年を経るごとに
大なり小なりそういう経験を重ねるものなので、
こういうドラマの中でぐらいは、
善意の積み重ねであってほしいと願う。

この震災の前に
「タイガーマスク現象」と「てっぱん」があったことは、
ほんのわずかとはいえ、
救いだったと考えてもいいような気がする。



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