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2010年10月12日 (火)

クレオール化現象

9月26日のラフカディオ・ハーンの記念講演会で、
小冊子ながら、中身の濃い資料をもらった。
東京大学名誉教授の平川祐弘氏の
「混淆文化は是か非か」という文章を引用します。

覇権的な文明の担い手である
米英のグローバリゼーションという
表側での地球一元化に対して、
地球の裏側の、土着の文化と外来の西洋文化が
混ざり合って混淆文化が生まれる。
それをクレオリゼーション(クレオール現象)という。

 「小泉八雲ことラフカディオ・ハーン(1850-1904)は
 そのクレオール現象に注目した地球社会の
 最初の一人でした。(中略)
 当時はグローバリゼーションとはいわず植民地化
 ・キリスト教化・文明開化とか呼ばれていましたが、
 フランス領西インド諸島で、奴隷だった黒人たちは
 とっくの昔にアフリカの母語は失って、
 フランス語のなまったクレオール語を話していました。
 ハーンはその黒人たちの俗謡や怪談に注目し蒐集しました。
 西洋文化の影響で旧来の黒人の口承文化は変形したが
 存続し続けていました。
 その文化の混淆現象をクレオリゼーションといいます。
 実は日本も旧来の ghostly Japan と呼ぶところの
 神道の文化の上に、仏教文化や漢文化が伝わり、
 さらに西洋の近代産業文化はいってきました。
 これも実は広い意味でのクレオール化現象なので、
 そうした日本は Creole Japan と呼ぶこともできるのです」

なんでこんなに長い引用をしたかというと、
この Creole Japan というネーミングが
かっこよかったからです。
しかし、それは現在のの日本の文化ではありません。
日本製のポップスの範疇では、
1980年代、加藤和彦さんが『パパ・へミングウェイ』を、
細野晴臣さんが『トロピカル・ダンディ』や『泰安洋行』を
作ったころの話です。



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