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読みたい本だな

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2005年2月の4件の記事

2005年2月20日 (日)

外来語の言い換え例について~12/31/2002・k277

 国立国語研究所で、外来語の日本語への言い換えを検討しているという。確かに外来語が安易に使われているのは事実だが、日本語に言い換えることで失われるものもある。

 言語は、もともとその国の歴史や文化を背負っているものなので、本当は完全に他の国の言葉に置き換わるものではない。今回も日本語訳とせずに「言い換え」とされているのはそのためだろう。

 また、これらの外来語を普段から使っている人にとっては、たとえば「デイサービス」や「バリアフリー」など、すでに定着したような言葉を、官公庁用語とはいえ、言い換えることに、意味があるとは思えないという意見もあるだろう。これは、外来語がどのように広く認知されているかという研究を望みたいところだ。

 一方、義務教育では、これらの言葉を「カタカナ語」ではなく、本来の語として、背景も含めて、その意味を学んでもらいたい。

 最後に、逆の言い換え例ではあるが、「悪の枢軸」という言葉。これが米語で何と表現されていたかで、宗教的な意味も含め、それを使った人の思想がよくわかる例だと思うのだが、単なる記号と化した言い換え例のひとつになってしまった。

Then and Now : 平成15年1月10日付熊本日日新聞「読者のひろば」掲載。この頃は、まだ手書きだった。それで、原稿を改めて読んでみて、その読みにくさと、そんなこと、言われなくてもわかってるよ、と言われそうな内容にちょっと、恥ずかしい思い。

2005年2月19日 (土)

「つまらない」と言いつつ、いつも見るテレビ~12/7/2002・k276

 テレビがつまらないとか、視聴率が悪いとかには、様々な原因があるのだろうけど、ここ最近の「ザテレビジョン」を見ていると、テレビ番組の面白くなさが、誌面にあふれていることに気づく。

「昔はよかった」ふうの書き方になってしまうが、何年か前の貴誌には、テレビに対する批評精神があった。それなりに硬めのコラムもあった。

 部数は伸びたかもしれないが、アイドル誌には、テレビがんばれというだけのパワーは見られない。

テレビ番組のつまらなさは、今やデフレスパイラルに陥っていると、言えるのではないではないでしょうか。

Then and Now : 雑誌「ザテレビジョン」のBOX欄に送る。当然不採用。当時、長期低落傾向にあったとはいえ、まだモー娘。一本の雑誌だったので、その不快感を書いたもの。不快ったって、相当な数のファンはそれを望んでるんだから、それについて意見されても、経営的には、どうしようもない。雑誌に、テレビに対する批評精神があったとしても、また心ある番組制作者といえど、スポンサーの意向には逆らえないのだ。もちろんスポンサーにしても、実態のつかめない大衆ってものに、怯えている。というステロタイプなコメントでした。

2005年2月12日 (土)

週刊クンタキンヤ~1/5/2003・k275

 小学5年の二男と、車で買物に出かけた。新しく売り出された、だだっ広い分譲地の外れで「ボク、こういう所とおると、なんかセツナクなるったいねー」と息子が言う。

「セツナイってどういう意味かわかっとると?」「さびしいとか、かなしいとか...」と息子。確かに他の言葉では言いがたい。

私は「何かが失なわれて、取り返せない、どうしようもないって感じ、もあるかな」と言った。あとで思い出すことがあれば、今日みたいな日ってことか。

Then and Now : 熊本日日新聞「ブランコ」に投稿したのだったと思う。いま読み返して、そのとき襲われた切なさに行き着くことはない。中学生の二男の実存の方が、刺激的だからだ。でも、人生においての「いい日」だったことは、これを読んだ他の人の方が、感じ取れるものかもしれない。
蛇足だが、女性と男性では、「せつなさ」のニュアンスに違いがあるらしい。また、だだっ広い分譲地とは、先の見通しのなかった頃の、光の森です。

2005年2月 5日 (土)

地下世界のダンディ~10/11/2004・k274

 使えるものを使い続けるとGDPにはならないが、つぶすとGDPになる。リサイクルは、環境というより経済問題である。

 高コスト構造のリサイクル関連法を尻目に、経済の進展による旺盛な需要に応えて、廃棄物という名の資源は、中国へと輸出されている。

 著者は、千葉県の不法投棄現場を取り締まる現役の産廃Gメン。不法投棄問題を掘り下げていくと、そこには、環境省、厚生労働省だけではなく、経済産業省を始めとする官公庁の縦割り行政と、覇権争いがあることを私はこの本で知った。

 どんなに資源ごみを分別して、紙くずすらもリサイクルに回す努力をしても、その善意が必ずしも「環境に優しい」結果に結びつくとは限らないという現実がある。

 環境は地域の問題であり、全国一律の規制ではなく、地域の独自性を生かし、循環する資源のスケールを減量することでしか持続可能な循環型社会は実現できないと結ばれる。

  
     『リサイクルアンダーワールド』
        石渡正佳著 WAVE出版
           1500円

Then and Now : 熊本日日新聞「私の3つ星」不採用。これが、採用されなかったのは、残念至極。全編これ、リサイクルを巡る利権覇権のオンパレードなので、どこをどう切り取って書くか苦労して、結局自分の意見が書けなかったところが、弱かったのだろう。リサイクルの問題点を晒すことが、特定の誰かの利益に反するから、という深読みは致しません。
ときに、『地下世界のダンディ』は、マーク・ボランとT.REXの最後のオリジナル・アルバム・タイトルです。イエロー・モンキーが、パクッたと思しき原曲も入っています。

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