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2004年12月12日 (日)

生命線を繋ぐのは、俺たちだ!~1/27/2002・k248

 景気が悪いと言いながら、私たちは結構豊かな生活をしていると思う。その暮らしを支えているのが、トラックを主体とした物流の世界である。

 この小説は、いわゆるハイジャック物なのだが、人質が「日本全国の物流」そのもの、という壮大なスケールである。読み進むうちにに運送業界の慣行や流通の仕組がよくわかってくる。安くて良い物が買えるのは、ありがたいことだが、そのしわ寄せは、それを運ぶ運転手たちの過酷な労働に及ぶ。

 北海道から九州まで、伝説の大型トラックが50トンもの謎の荷を積んで、ひた走る。彼女を守り、誘導するのは同業のトラッカーたちである。普段、物言わぬ彼らが、違法なCB無線という手段を使うとはいえ、連帯の輪を拡げる様は、不気味さと同時に共感も得ることだろう。

 それにしても、物流という生活線(ライフライン)の何と頼りないこと。いわゆる「生活者」への静かな警告にもなっているようだ。

       『漂流トラック』
         安東能明著 新潮社刊 1900円
 
Then and Now : 熊本日日新聞「私の3つ星」不採用。プロット自体はすごく魅力的だけど、小説としては、起伏に乏しい。ただ、逆に重量級の超過積載トラックが暴走する、重々しさは伝わってくる。
以前、工場で出荷係をしていたことで、物流の重要性、その割りに報われない現場というのを身をもって知っているので、言いたいことはよくわかった。
特に年末は、物資も滞りがちで、渋滞もひどい。国民の皆様、ご理解ください。快適な生活の根底には、日夜走り続けるトラック・ドライバーたちが、数多くいることを。

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