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2004年6月24日 (木)

土に返る~5?/?/2000

 コーヒーをいれた後の豆の出がらしを、私は庭先で土に返します。ブラジルかどこかの土地で育ったコーヒーが、海を越えてはるばるやって来て、日本の土になる。考えてみれば、ちょっと不思議な気がしませんか。

 しかし、食料自給率の低いわが国のこと、食べられて排せつされ下水道へと流された後、処理され汚泥となった輸入食品も、いずれ私のコーヒー豆と同じように日本国内のどこかで土に返るのでしょう。

 そうやって世界各地の土と水と空気が食べ物の姿でやって来て、二度と故国の土を踏むことなく、この日本で再び土と水と空気に戻る、そして日本の国土は次第に変質し世界標準化されていくのです。

 それは輸入された原油で作られるプラスチックにしても同じことです。太古の昔の中東のどこかで生きていた動物の死がいが、簡単には土に返らない埋立ごみとしてしか、地球の一部に戻れないというのは、ちょっと切ない話ではないでしょか。

 それにしても、日本から出て行って、外国の土になるものって何があるでしょう。技術であったり文化であったり、お金であったり。それらのものは直接、土に返らなくても、何かしらその国で役に立つものとして吸収されていくのかもしれません。

 とはいえ、地面のずっと下の方では世界中つながっているので、こんなことを考えるのも島国根性というものですね、きっと。

Then and Now : 平成12年5月20日付熊本日日新聞「おとこの目」欄掲載。で、わが家のコーヒー豆は今もせっせと庭の土になっています。広く知らしめてしまったので、やめるわけにいかなくてね。
 長男が幼少の頃、私は土木用コンクリート製品の工場で働いていたので、まだうまく喋れないうちに「側溝蓋(そっこうぶた)」とか「下水道」という言葉を教えた。面白がっていたのだが、今思うとその教育方針は正しくなかったような気がする。

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