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2004年2月22日 (日)

殺し屋はバスに乗る

 終点でバスを降ろされ、途方に暮れているような東京でのくらし。巡りあったコールガールと青年。人口が密集する都会では、どんな仕事でも成り立つ。誰でも何とか食っていける。定年間際のうだつの上がらない刑事。女手ひとつで息子を育て上げ、今もホテルの受付の仕事を続ける老女。二つの暴力団の間をずる賢く立ち回り、金になることなら何でもする男たち。奇妙なサムライ言葉を使う青年は、女を守るために彼らを敵に回した。女は、彼のひたむきで献身的な愛に戸惑いながらも、その一途さにいつしか心を惹かれるようになる。新宿に埋もれ、まともな生活を望みながらも現実にひしがれながら、悪い方にばかり転がってしまう彼ら。それでも明日を夢見ることだけは許されている。都市の島々を繋ぐ路線バス。人工的な光の洪水から逃れ、安息の地へと走る長距離バス。青年と女の出会いの謎が解き明かされるエピローグは、信じることの力強さが胸を打ち、泣けます。(12/8/2003)

                 「殺し屋はバスに乗る」
                     山本音也著
                    講談社刊 1800円

コメント:熊本日日新聞「私の三つ星」不採用。これを読んだら、この小説、絶対読みたくなると思いませんか?ただ、小説として、芯の太さが足りないところが弱点。

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