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2004年1月21日 (水)

「終戦のローレライ」~どんな映画になるのやら

 まさに活劇と呼ぶにふさわしい、一大長編。唱歌の「椰子の実」が象徴的に使われて、初めて読むのに懐かしい感じがしてくる。
 第二次大戦終戦にまつわるエピソードを、もっともらしい作り話に仕立て上げながら、国民の誰もがその責任を取らず、米ソの冷戦構造の狭間で経済繁栄を謳歌した日本人に、もう一度過去を振り返り、この現実に勇気を持って真っ直ぐに向き合うことが必要ではないかと問いかける。
 その時々には将来を睨んで最善を尽くしているようでいても、今にして思えば当然のことながら、予想をはるかに超えた展開になっているのが歴史というもの。
 大勢の人の死を一括りにせず、それぞれの死が集合する負のエネルギーとして描いたところが、常に新しい戦争と共にある現代をも射抜く力になっていると思う。軍歌ではないメロディーが、文章から浮び上がり救われた気持ちになる。

       「終戦のローレライ」
         福井晴敏著 講談社刊
         上1700円 下1900円 
                              (2/20/2003) 

コメント:熊本日日新聞「私の3つ星」不採用。日本書店業組合のサイトでも書評を募集しているので、手直しをして送ったが、またもや不採用。400字でまとめるのは至難の業の作品だもの。来年、東宝で映画化されるそうだが、ヒロインに(自分勝手に)押していた吹石一恵もちょっと少女の役はむずかしくなってしまった。でも上戸彩なんかは絶対に使わないでくれ。

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